共働き家庭が増加し、お互い家事に費やす時間が減った結果、家事代行サービスの利用者が増えているという。料理、掃除、洗濯など、わかりやすい家事だけでなく、“名前のつかない家事”といわれるほど家事には雑事が多く、終わりがない。結局は自分でやらなくてはならないことも多い。そこで今回は20~30代の男女100人に「いちばん苦手な家事」について聞いてみた。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)

 第8位(2.0%)は、裁縫、外掃除、アイロンがけが同率でランクイン。

 そこまで頻度は多くない家事だが、取れたボタンつけや服のほつれを直しは、ついつい後回しにしがち。一人暮らしだと、家に裁縫セットがないという人も多そう。最近は100円均一に簡単なソーイングセット、裾上げに使える布用のボンドや、アイロンで付けられるネームタグなどが売っているので活用するのもいいだろう。

「手先が不器用だから」(31歳/女性/主婦)

「ミシンをうまく扱えないから」(32歳/女性/パート・アルバイト)

 外掃除は、夏は猛暑の中で草むしり、冬は寒空の下で落ち葉掃除とおっくうなことこのうえない。雑草が生える場所に、雑草の成長を防ぐ効果があるウッドチップを敷くなど、事前対策しておけば手間がはぶけそうだ。

「田舎なのでクモの巣が多く、虫が苦手だから」(37歳/女性/パート・アルバイト)

「外にあるタメマスの掃除が臭くて油汚れもひどいのでやりたくない」(38歳/男性/研究・開発・技術者)

 仕事でワイシャツやスーツを着る機会が多い人にとってアイロンがけは、必須。しかし、いざアイロンをかけるとなると、アイロン台を出したり、アイロンを温めたりと、準備の段階から面倒くさい。最近はハンガーにかけたままかけられるアイロンや、そもそもノーアイロンで形が整うシャツもある。また、アイロンいらずでシワののびる柔軟剤などもあるのでためしてみてもいいかもしれない。

「面倒だし、シワがうまく取れない」(37歳/女性/主婦)

「ヤケドが怖いし、形状が複雑な衣類は技術が必要で、シワをつけないように丁寧にかけるのが苦手」(37歳/女性/公務員・団体職員)