■『無能の鷹』は“主演女優・菜々緒”の勝負作に

 そんな彼女が主演する10月ドラマ『無能の鷹』は“女優・菜々緒”にとって勝負の作品になると見られているという。

 同作は、コミック誌『Kiss』(講談社)で現在連載中のはんざき朝未氏による同名漫画が原作の超・脱力系お仕事コメディ。スマートな身のこなしに落ち着いた声、自信に満ちあふれているのに謙虚な立ち振る舞い、どこからどう見ても中堅エース級の風格を備えており、超有能そうな見た目にもかかわらず実は衝撃的に無能な主人公・鷹野ツメ子を菜々緒が演じる。

 9月26日にはドラマの囲み取材会が行なわれ、菜々緒、井浦のほか、塩野瑛久(29)、工藤阿須加(33)、さとうほなみ(35)、高橋克実(63)が出席した。

 菜々緒は「絶賛撮影中なんですけども、この秋ドラマで一番笑ってもらえる作品が出来上がっているんじゃないかと思っています」と自信ありげにコメントしていた。

「菜々緒さんは『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』(TBS系)や『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系)など、話題作にコンスタントに出演していますが、自身が主演を務めた昨年1月クールの『忍者に結婚は難しい』(フジテレビ系)は最終回の世帯視聴率が2.8%と大惨敗を喫してしまいました。

 裏でWBCの試合があったりと菜々緒さんだけが悪いわけではないのですが、ドラマがコケたら主演の責任になってしまいますからね。連敗となると“主演を張るのは厳しいのではないか”という評価になってしまいかねない。そういった意味でも『無能の鷹』は菜々緒さんにとって勝負作になるのではないかと見られています。

 原作の漫画も人気がありますし、菜々緒さんが主演すると発表された際には《最高じゃん イメージぴったり》といった声も上がりましたから、前評判は上々。『格付けチェック』などのバラエティでも積極的に番宣をしている。菜々緒さん自身が“秋ドラマで一番笑ってもらえる作品”と自負しているようですし、良い結果が出ればいいですよね。

 深夜帯のドラマだけに、リアルタイムの視聴率以上に見逃し配信サービス・TVerなどがどのくらい回るかが重要になってきそうです」(前出のワイドショー関係者)

『格付けチェック』では「映す価値なし」になってしまった菜々緒だが、『無能の鷹』は“見る価値ある”ドラマになっているだろうか。