今から約1か月前の9月9日、女性週刊誌『女性自身』のウェブ版が伝えた和田アキ子(74)がMCを務める『アッコにおまかせ!』(TBS系)の“来春終了”報道。しかし、同月25日にTBSが開いた定例記者会見では、報道が真っ向から否定された。
同局の専務は「全く事実ではございません。強く言っておきます」と発言し、放送開始40周年を迎える長寿番組はまだまだ続くようだが――。
「『女性自身』の記事には、制作側と何度も話し合いを重ね、和田サイドも番組終了を了承。年内に発表する方向で動いていると書かれていました。
“終了”の運びになったのは、8月11日の放送で和田さんがした、パリ五輪女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花選手への“トド発言”が炎上したことがきっかけだと伝えていましたね」(スポーツ紙記者)
和田が所属するプロダクションのタレントがグラビア誌面も飾ることもある『女性自身』。『アッコにおまかせ!』“終了報道”は自信も感じられるものだったのだが――テレビ朝日で情報・報道番組のプロデューサーを長年務めた鎮目博道氏に話を聞くと、「このようなケースの報道で、“完全な誤報”はないでしょうね」としたうえで、こう続ける。
「テレビ局は通常、和田さんのような長年活躍された功労者の番組をいきなり終了させることはありません。“打ち切り報道”が出ることになった可能性としてあり得るのが、たとえば、TBSサイドが和田さんに“『おまかせ』を終了させて、新番組を始めませんか?”といったようなかたちで打診していた最中の情報がもれて、記事になってしまったパターンです」
「新番組を始める」とはいったい、どういう意味なのか。
「功労者である大御所タレントはいきなり番組が打ち切られる、つまりカットアウトされることは少ないんです。よくあるのが“フェードアウト”のパターン。たとえば、月~金曜に放送されている番組であれば、週末のみ放送に。また、時間帯をずらしたり、放送回数を減らしたりですね。
たとえば、石坂浩二さん(83)がテレビ東京の人気番組『開運!なんでも鑑定団』を卒業した後、BSジャパンでマイナーチェンジした番組『開運!なんでも鑑定団 極上!お宝サロン』がスタートしました。このように、大物タレントの場合は、徐々にフェードアウトしていくというのが、テレビ業界でありがちなことなんです」(前同)