■STARTO社に移行後も続く独立

 Aぇ!groupはデビューシングル『《A》BEGINNING』の初週売上が62.5万枚で『オリコンランキング』の1位を獲得するなどCDは売れているが、彼らが毎日のようにテレビやマスメディアに出て、ファン以外、日本中の人々がAぇ!groupを知っている、という状況にはなっていないだろう。

「現在のSTARTO社体制では、かつてのジャニーズ事務所の創業家のような影響力を使った“ゴリ押し”はもうできない。さらに、今春デビューしたAぇ!groupをしっかりと売っていく必要があるため、短期間で次のジュニアをデビューさせるのは難しいといいます。

 HiHi Jetsや美 少年など、“次のデビュー候補”と旧ジャニーズ時代から言われてきたグループは、結局、なかなかデビューできない状況は変わっていないということですね。HiHiに至っては、高橋さんが脱退したことで“解体説”も言われてしまっていますね……」(前出の芸能プロ関係者)

 なお、高橋の退所理由は「新たなフィールドで挑戦したい」とのこと。一部報道では"表舞台からは離れるが、芸能界を引退するわけではない"と報じられている。

 ジュニアを巡って不穏な話題が続くSTARTO社だが――前出の芸能プロ関係者は話す。

「STARTO社体制に移行後、ジュニアでは高橋さんと元少年忍者・平塚翔馬さん(23/4月末退所)の2名が退所していますが、揺れているのは、ジュニアだけではないようです。デビュー組でも2名の独立が明らかになっていますからね。旧ジャニーズ時代には7名のデビュー組が独立しましたが、まだまだ続く動きはありそうです」

 23年9月に事務所がジャニー氏の加害を認めて以降、旧ジャニーズ事務所から独立するタレントが相次いだ。

 23年10月に二宮和也(41)、11月末には生田斗真(39)と岡田准一(43)、12月末には浜中文一(36)と風間俊介(41)、今年に入ってからは1月末に屋良朝幸(41)、3月末にKinKiKids堂本剛(45)――計7名が独立した。

 今年4月にSTARTO社の新体制に移行してからは、嵐・松本潤(41)が5月30日に独立。初の“STARTO社と契約を結んだタレントの独立”として話題を集めたほか、中山優馬(30)も25年1月末での独立を8月に発表している。

 また、SixTONESジェシー(28)は7月19日に個人会社『株式会社ZDN』を設立。STARTO社の公式サイトに個人ページは残っているが、個人タレントとしては半分独立しているような立ち位置だと考えられている。