■プロにお手入れを頼むタイミングは「アルミ板に注目」
どうしてもエアコンの効き目が悪いと思ったらプロにお手入れを頼むのも選択肢の1つになるそうだ。
「フィルターを外すと、室内機の奥に薄いアルミの板がたくさん並んでいるのが見えると思います。ここは熱交換器と呼ばれる部品で、ここに汚れが溜まると、カビや嫌な匂いの原因になる。アルミ板に汚れが付着しているのが目立つようになったら、専門業社に掃除を頼んだ方が良いでしょう。ご自身で掃除をしようとすると、アルミ板の破損や電気部品の故障につながるケースもあります」(前出のダイキン工業の広報担当者)
また、エアコンの稼働が減るこれからの季節は、室外機の周辺にあるスペースを物置代わりに活用するという家庭も多いだろうが、この行動も推奨できないと前出のダイキン工業広報担当者は話す。
「冬場、エアコンは室外機により外気を吸い込んで部屋を暖めます。そのため、室外機周辺には物は置かず、空気をしっかり吸い込んで吹き出せるように十分なスペースの確保が必要です。室外機の周りに物を置きすぎると十分な外気を吸えず、電力効率が悪くなる傾向にあります」(前同)
これから1か月ほどは秋らしい日々が続き、エアコンを使う機会もなくなることが予想される。そんな過ごしやすい季節にこそ、お手入れをしておくのが良さそうだ。