■芸人待望の『M-1』復帰にも暗雲……
民放キー局関係者が話す。
「和解に向けた話し合いになるために第2回弁論準備手続きが延期になったのでは、と細野弁護士は推測しているわけですよね。『女性自身』の記事では年内にもテレビに復帰する可能性があるとしていました。しかし、報道から3週間――決着も近々と報じられた和解に向けての動き、情報も全くと言って聞こえてこなくなってしまいましたね。
さらに今、言われているのは延期となった第2回弁論準備手続きがそのままの状態ではいられないのでは、ということ。東京地裁からの提案で延期になったということですが、延期されてからもう2か月。次なる展開を見せるのではないか、という予想が出ています。
第2回弁論準備手続きの直前での延期ということは、両者の水面下での話し合いがあることは間違いないでしょうが、決着目前という報道が出てからもかなり時間が経つのに何も動きはなく、そのため、業界関係者の間では“本当に和解に向かっているのか?”“やはり裁判が続くことになるのではないか”という声も出始めていますね。
和解目前と報じられ、裁判決着へのムードが少し漂ったときから状況に変化が生じているのではないか、つまり“法廷でのバチバチのバトルが再開するのではないか”という声も出ていますよ」
文春との裁判に決着がつかない限り、松本がテレビに復帰することはないだろう。前出の民放キー局関係者はこう話す。
「松本さんの復活を考えたときに、ひとつの大きなタイミングになると見られてきたのが、毎年12月中旬に開催される『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)です。ただ、裁判に決着がつかなければ当然、難しくなってしまいますよね」
『M-1』の決勝が迫り、
《まっちゃんの居ないM-1なんて、、。》
《M-1もKOCも、優勝を目指すのはそうですが「松本人志さんに採点して貰いたい」っていうのが目標の芸人が大勢いるのは事実ですからね》
といった声がXには寄せられている。
「お笑い賞レースの中でも特に『M-1』が権威と影響力を持っているのは、松本さんが審査員で、“松本人志”という看板によるところが大きい。多くの漫才師は松本さんに認めてもらいたいがために『M-1』に出ていると言っても過言ではありません。
松本さん自身も『M-1』のため、お笑いのため、芸人たちのために年内での復帰を目指しているはずだと、多くの関係者も語っていました。ただ、もう10月に入りましたからね。テレビ出演にはCMスポンサー企業への根回しなども必要で、ここから文春サイドとの話を一気に進めない限り、年内復帰は不可能になりつつありますよね」(前同)