■注目の月9ドラマ『366日』はコア視聴率が低迷……

 広瀬の主演作は、2022年4月クールの『恋なんて、本気でやってどうするの?』(カンテレ・フジテレビ系)の全話世帯平均視聴率は6.0%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、23年10月の『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系)は5.1%、今年4月の『366日』(フジテレビ系)は6.1%だった。

「特に月9『366日』はHYの不朽の名曲を題材にしたドラマということで前評判も高かった。にもかかわらず、テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率も2%前半ほどと、なかなか厳しいものがありましたからね。

 ドラマが成功するか失敗するかは脚本によるところが大きいですし、広瀬さんが悪いわけではない。ただ、数字が悪いと主演俳優のせいにされてしまいますからね。

『全領域異常解決室』は主演作ではないので、広瀬さんもここ最近の主演作よりのびのび臨めるのでは。あらためてその魅力を見せつけてくれそうです。脚本は数々のヒット作を世に放ってきた黒岩さんですし、共演者も豪華ですから、注目度はかなり高いですよね」(前出のワイドショー関係者)

 共演には小日向文世(70)、ユースケ・サンタマリア(53)、成海璃子(32)など、人気と実力を兼ね備えた俳優陣がそろう。

なにわ男子道枝駿佑さん(22)と共演した『マイ・セカンド・アオハル』、眞栄田郷敦さん(24)と共演した『366日』はお茶目な姿、学生時代のシーンもあり、広瀬さんはどちらかと言うと可愛らしい役どころだった。

『全領域異常解決室』で演じる小夢もダンス好きと可愛らしい一面も持っているのでしょうが、予告編でのビジュアルを見る限り、シリアスな一面も持ち合わせていそう。

 広瀬さんは役に合わせてメイクをはじめ、ビジュアルにもだいぶ気を遣ったはずです。そういったビジュアル変化からも彼女がこの作品にかける意気込みが伝わってくる感じがしますよね」(前同)

 広瀬がしっかりとした役作りをしたうえで臨む『全領域異常解決室』は、数ある秋ドラマの中で存在感を放つことはできるのだろうか。