■米倉涼子が地上波最高値400万円とも言われるなか……

 NHKの看板コンテンツである大河ドラマ。現在は、吉高由里子(36)主演の『光る君へ』が放送中だが、予算は1話1億円ほどと言われている。

「NHKの制作費は維持されているのでしょうが、テレビ事業が苦しすぎる民放局となるとそうはいかない。フジテレビの“月9”などGP帯(夜7~11時)の連ドラでも、1話に使える予算は2500万円ほどだといいます。

 そこから、俳優陣へのギャラも支払われるわけですが、国民的スターでトップクラスの俳優である木村拓哉さん(51)でさえ、ギャラは1話300万円程度と言われていますね。あまり目立たない役だと、知名度がそこそこある俳優でも1話数十万円がいいところではないでしょうか」(前出の制作会社関係者)

 なお、現在最もギャラが高いと言われている俳優は、『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』シリ-ズ(テレビ朝日系/2012~)に主演する米倉涼子(49)だ。

「『ドクターX』は、21年10月期まで7シーズン放送され、いずれも超高視聴率。12月6日には完結編とも言われる劇場版の公開が控えている、テレ朝のドル箱コンテンツで、その功労者である米倉さんは、ギャラも破格の1話400万円超だとも言われていますね。

『ドクターX』は再放送など多くの権利をテレ朝サイドが握っているとも言われ、そのぶん高くなっているところもありそうですが。

 逆に、いくら主演俳優でも若手の場合はギャラが低く抑えられています。たとえば先日最終回を迎えた『海のはじまり』(フジテレビ系)に主演したSnow Man目黒蓮さん(27)は若年層に大人気ですが、主演俳優としてのギャラは1話につき150万円もあれば良いほうではないでしょうか。もっと安い可能性も高く、いわゆる“実績”を積んでいかなければ上がらないシステムになっていますね」(前同)

 若手のギャラがベテランより低いのは、当然と言えば当然のことだが、配信作品の場合は、若手でも地上波では考えられないギャラの数字が聞こえてくるという。

「たとえば、山崎賢人さん(30)は、土屋太鳳さん(29)とダブル主演の『今際の国のアリス』(Netflix)が20年12月と22年12月の2シーズン、どちらも全8話配信されていて、シーズン3も決定しています。1シーズンにつき撮影に5か月を要していて、およそ半年近く拘束された山崎さんのギャラは1シーズン1億円ほどと聞こえてきていますね。

 また、同じネトフリ作品の『幽☆遊☆白書』でも、非常にスケールの大きな話が言われています」(同)