2021年12月に急逝した神田沙也加さん(享年35)と交際していた俳優の前山剛久(33)が9日、YouTubeの新アカウントを開設。出演予定だった舞台『ある日の通り雨と共に』の中止について謝罪を行なうも、その内容に落胆の声が寄せられている。
《今回の騒動に関して謝罪させて下さい》というタイトルで、初めての動画を公開した前山。グリーンバックに黒スーツ&ネクタイという礼装で登場し、《前山剛久です。このたび謝罪をしたいと思い、動画を撮っています。まず、先日の舞台の一件で皆様にご迷惑をおかけしてしまったこと、深くお詫び申し上げます》と深々と頭を下げた。
前山は《この一件も過去の一件もすべて自分の責任です》と続け、
《だからこそ、すべてあきらめてすべて終わりにして楽になってしまったほうがよいのかなと考えました。けれど、生きて頑張りたいなとも思いました。なので、どうせ生きるなら自分の望むことをしようと思いました。こうしてYouTubeを撮っているのも、お芝居を続けたいという一心のもとです。改めまして、これからYouTube並びにSNSにてお芝居の動画を上げていけたらと思っております》
と芝居にかける情熱を吐露。
最後に《皆様、改めまして本当に申し訳ありませんでした》と再び頭を下げ、《これから精一杯頑張っていきますので、よろしくお願いいたします》と結んでいる。
「前山さんは、今回のYouTubeの動画でファンや関係者に謝罪の意を示して事態の収拾を図りたかったのかもしれませんが、コメント欄は《挑発行動にしか見えません》《取ってつけたような謝罪》《これも演技だと思ってしまう》《この動画を見てしまって後悔しました》と大荒れ状態になっています。
その内容は大きく3つの点を指摘するものとなっており、1つ目は、前山さんの表情が“笑っているように見える”ということ。映像を見ると、確かに前山さんの口元が緩んでいるように見える場面もあり、謝罪や反省の意思が感じられないという趣旨のコメントが多数寄せられています。極度の緊張を感じたり、失敗をしてしまった際などに無意識に笑ってしまうクセがある人もいますので、もしかすると前山さんもそういう状態だったのかもしれませんが……。
2点目は発言の内容。神田さんとの間にあった出来事を“過去の一件”と、すでにほとぼりが冷めたかのように語っている点や、“楽になってしまったほうがよいのかなと考えた”というショッキングな発言が、神田さんのファンの気持ちを逆なでしまったようです。ご遺族の方々や彼女を失った悲しみをいまだ乗り越えられていないファンのことを考えると、言葉の選び方に関してはもう少し慎重になるべきだったのかなとは思われます。
3点目は、アイコン画像が白い歯を見せた笑顔のショットだったこと。謝罪からスタートするアカウントのチョイスとしては、やはりあまりふさわしくない画像だったのかもしれません。
これらの点が合わさって、残念ながら動画を見た人々に誠意が伝わりづらい結果になってしまっているのだと思います。所属事務所もなくフリーの状態なので、今まで以上に自己プロデュース力が問われていくはずですが、このままでは“炎上系”の方向になってしまう気も……。
前山さんは芸能界復帰意思を表明後、重ねて謝罪の言葉や芝居に対する熱意を口にしてきましたが、批判の声は収まる様子がありません。この状況に本人が一番もどかしさを感じているかもしれませんね」(女性誌ライター)
前山が出演予定だった舞台は、11月7日~10日に東京新宿・シアターサンモールにて上演が予定されていたが、告知後に前山や舞台関係者に批判が殺到。9月14日には女優2人の出演辞退が発表されたほか、9月20日には舞台の関係団体が公式X(旧ツイッター)を通じて《この度、舞台「ある日の通り雨と共に」につきまして、関係各所と協議の上、安全性の確保が困難になったと判断しまして上演を見送らせていただくこととなりました》と公演の中止を発表していた。
活動再開へ意欲を見せる前山と神田さんのファンの思いは、いまだ平行線をたどっている――。