■他の不祥事タレントとの決定的な違い
コロナ禍の外出は褒められた話ではないが、手越が外出した理由は単純な夜遊びではなかった。1度目は医療従事者、2度目は映像関係者との打ち合わせのための外出で、事前に事務所のマネジャーにも話は通していたことを20年6月の退所会見で明らかにしていた。そういう意味でも、“不祥事”として扱われることを疑問視するファンの声も多かった。
「手越さんはコロナ禍前から“夜の帝王”と評されるくらい、夜遊びがよく報じられるタレントでしたが、逆に言えばそれだけなんですよね。不倫をしたわけでも、警察沙汰になったわけでも、ましてやクスリに手を出したわけでもない。そのため、“辞めジャニ”という点を除けば、地上波テレビに戻りやすいタレントだったんです。
ここ数年、テレビから消えた不祥事タレントとの違い、ギャップは大きいですね」(前出の芸能プロ関係者)
まず、不倫では、東出昌大(36)が、20年1月に唐田えりか(27)との不倫が報じられて以降、地上波での露出が激減。今年1月30日放送の『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)が、4年ぶりのキー局ゴールデン帯のバラエティ番組出演だった。
アンジャッシュ・渡部建(52)は20年6月に“多目的トイレ不倫”が報じられ、芸能活動を休止。その後は『チャンスの時間』(ABEMA)など配信番組で再ブレイクしているが、全国放送の地上波番組への“完全復帰”はまだ叶っていない。23年末の『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)が4年半ぶりの全国地上波番組出演だったが、終始“名無しの覆面スタッフ”として扱われていた。
KAT-TUNの中丸雄一(41)は、今年1月16日に元日本テレビアナウンサーの笹崎里菜(32)との結婚を発表したばかりだったが、約1年ほど前に路上でナンパした女子大生とアパホテルで密会していたという不倫も同然のスキャンダルが報じられ、8月7日に謹慎を発表。レギュラー番組を全降板し、芸能活動を休止している。
東出、渡部、中丸の3名は、ベッキーと同じく好感度で売っていたタレントだったため、不倫行為で大幅にイメージダウンし、“地上波NG”となってしまったのだ。