■“食べる催涙ガス”と話題になった商品も

 スパイシーさを楽しむなら、ファミリーマート限定の『サッポロ一番 ルイージの絶叫激辛グリーンカレー味ラーメン』(サンヨー食品・246円)だ。

「辛さは比較的控えめだけど、エスニックな刺激は強め。ココナッツの甘みと、たくさんのホウレンソウが嬉しい」(20代男性)

ファミリーマート限定の『サッポロ一番 ルイージの絶叫激辛グリーンカレー味ラーメン』 ※撮影/ピンズバ編集部
ファミリーマート限定の『サッポロ一番 ルイージの絶叫激辛グリーンカレー味ラーメン』 ※撮影/編集部

 ツーンとした辛さを求めるならば、『Secoma 山わさび塩ラーメン改』(エースコック・169円)。一時はネットで“食べる催涙ガス”と話題になった商品だが、 「とにかくワサビが利いていて、蓋を開けるだけでむせ返るほどですが、クセになります」(30代女性)

 さまざまな味を楽しめる激辛カップ麺。そのホットな辛さにはダイエット効果もあるという。

「唐辛子などに含まれるカプサイシンには“ヤセ体質細胞”といわれる褐色脂肪細胞の活性化の働きがあって、脂肪燃焼や体重減少が期待できます」(前出の望月氏)

 では、辛いものが苦手な人は、どうしたらいい?

「唐辛子に含まれるカプサイシンは脂溶性。乳脂肪の多い牛乳や、ヨーグルト、チーズなどの乳製品と一緒にとると緩和されやすい。 一方、ワサビなどは蒸発しやすい揮発性。時間がたつのを待つか、マヨネーズを舐めるのがオススメです」(前同)

 秋バテは辛麺を食べて乗り切ろう。

望月理恵子(もちづき・りえこ)
管理栄養士、健康検定協会理事長。「根拠のある情報から、栄養・健康をサポートする」ことを目的に、健康効果のある食事の提案、レシピ開発を行う株式会社Luceを運営。プライベートジムRIZAP立ち上げ時の栄養監修や服部栄養専門学校特別講師、山野美容芸術短期大学講師、小田原銀座クリニック栄養顧問など幅広い活動を行っている。