柳楽優弥(34)主演の連続ドラマ『ライオンの隠れ家』(TBS系/金曜午後10時)の第2話が、10月18日に放送される。11日放送の第1話は、平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)は5.1%と地味な数字だったが、配信サービス・TVerでは、”いいね”は2.6万、お気に入り登録数が52万超え(ともに10月18日17時現在)と好調発進だ。
同ドラマは、市役所勤務の兄・小森洸人(ひろと、柳楽)と、自閉スペクトラム症の弟・美路人(みちと、坂東龍汰/27)が、突然現れた「ライオン」と名乗る謎の男の子(佐藤大空/5)との出会いをきっかけに、“ある事件”に巻き込まれていく、完全オリジナル脚本のヒューマンサスペンス。
第1話は、洸人は、両親を早くに亡くしてからは、常に美路人のルーティーンに合わせ、同じ時間に起き、家を出て、市役所の仕事を終えて、デザイン会社で働く美路人を迎えに行くという、凪のような日々を過ごしていた。そんなある日、突然、謎の男の子・ライオンが家に上がり込み「ここで暮らす」と言い出す。
洸人は変化が苦手な美路人のため、ライオンを警察に保護してもらおうと考える。しかし、ライオンから渡されたスマホに「じゃあ、あとはよろしく」と差出人不明のメッセージが届き、それによって忘れていた6歳上の姉・愛生を思い出す。さらに、ライオンの体に虐待されたようなアザがあることに気づき……という展開。
小森家の騒ぎの一方で、山梨県で母子行方不明事件が発生。ラストは6歳上の姉の愛生(尾野真千子/42)がライオンの首を絞めようとしていた。X(旧ツイッター)上での反響は、《坂東龍汰くん。えげつない演技のうまさだな…見ててしんどいくらい》など、坂東を称賛する多くの声が。
坂東が演じる美路人は、自閉スペクトラム症という難しい役柄。しかし、不自然さはまったくなく、兄の洸人と“ずっとこうして暮らしてきたんだろうな”と思わせるほど、なじみ具合がハンパない。今年1月期『厨房のありす』(日本テレビ系)では、自閉スペクトラム症の主人公を門脇麦(32)が好演していたが、それを超えそうなリアルさだ。