■ファンが『紅白』に魅力を感じていないワケ

 前出のワイドショー関係者は続ける。

「目黒さんとしては『紅白』よりも良い内容にする、ファンに満足してもらえる生配信にするという思いだったと見られますが、結果、生配信は大成功。ファンの満足度も高かったですよね。

『紅白』で1、2曲歌うよりも、グループ主導の生配信のほうが自由で、当然ながら『紅白』より多くの楽曲を披露できる。ファンに寄り添った内容にできることが証明された形で、ファンも“推し”の『紅白』出場に魅力を感じなくなったということですよね」

 昨年の『紅白』は、世帯視聴率が第1部、第2部とも過去最低だった。それだけに今年は出場アーティストの選出にも相当気合いが入っていると言われていて、絶大な人気を誇るSnow Manに出演して欲しい考えがあるとも言われている。

「今年の『紅白』には昨年に引き続き、人気のKーPOPグループ、そしてNumber_iの初出場も有力視されていますが、今、最も人気と勢いがあるSnow Manには、ぜひとも出演してもらいたいところでしょうね。

 NHKとSTARTO社の交渉が水面下で進んでいると思われる一方で、ファンの間では、Snow Manを始めとしたSTARTO社グループの『紅白』出場の“交換条件”として、加害問題の影響で終了、また同社のタレントが降板させられた番組の復帰を願う声も非常に多く寄せられているんです」(前出のワイドショー関係者)

 NHKは加害問題を受けて、Snow Manと同時デビューの人気グループ・SixTONESにとって唯一の地上波レギュラー番組だった『バリューの真実』や、多数のジュニアが出演していたBS放送の音楽番組『ニュージェネ!(旧『ザ少年倶楽部』)』と派生番組『プレミセ!(旧『ザ少年倶楽部プレミアム)』など、計8本の番組を今春の番組改編で終了させている。

 旧ジャニーズタレントを降板させて継続している番組も多く、たとえば『NHKみんなの手話』は、Snow Man・佐久間大介(32)が2023年4月から、先輩の三宅健(45/23年5月退所)が9年間務めていたポジションを継いでナビゲーターを務めていたが、23年度いっぱいで降板。24年4月からは、大ヒットドラマ『VIVANT』(TBS系)で活躍した俳優・富栄ドラム(32)がナビゲーターを務めている。