■「マツケンも北村有起哉もかわいそう」の声も

『おむすび』第12回の“コント”シーンには《回想シーンコント面白いな…》など好意的な声もあるが、

《スベリまくりのドタバタコント》
《×朝ドラ○15分の副音声つきコント》
《マツケンも北村有起哉もかわいそうコスプレさせられて》

 といった厳しい意見や、《久々に見たら酷いな ちむどんどん超えたわ》と、もはや伝説級の低評価となった朝ドラ『ちむどんどん』(22年度前期)を連想する声も多く寄せられているのだ。

「厳しい声がSNSに多数寄せられてしまっている要因は、現在の『おむすび』でメインテーマとして扱われている“ギャル文化”が朝ドラ視聴者層の世代と合わず、ドラマ全体がどんどん嫌われていっているからでしょうね。回を重ねるごとに『おむすび』離れは進んでいるようで、何をやっても好意的には受け止めてもらえず、今回のようにウケを狙ったであろう“回想シーン”も、否定的に受け止めてしまう視聴者も多くいるということでしょう。

“ギャル編”が終了し、橋本さん演じる主人公の結が次の舞台である神戸に行かない限り、なかなか人気は回復することはなさそうですが……その一方で、『おむすび』には約2か月後に控えている『NHK紅白歌合戦』とのコラボを狙っているような意図も見え、『紅白』サイドはドラマ人気が落ちていることに気が気でないのではと」(前出のワイドショー関係者)

『おむすび』の主演である橋本は、今年の『紅白』では有吉弘行(50)、伊藤沙莉(30)、鈴木奈穂子アナウンサー(42)と司会を務めることがすでに発表されている。

「さまざまな話題の演出が仕込まれる『紅白』。今年、“あるのでは”と言われているのが、『おむすび』で“ギャル”や“平成”のシンボルのように描写されている、浜崎あゆみさん(46)の出場と『おむすび』とのコラボですね。

『おむすび』では初回から“あゆ”の名前が出てきたり、第11回では浜崎さんの楽曲が登場したりと、浜崎さんを強調する場面が露骨に多いですからね」(前同)

『おむすび』では仲里依紗(34)が結(橋本)の姉・歩を演じているが、第1回では結を教師が“あゆの妹”と表現した際に、クラスメイトが“浜崎あゆみの妹”と一瞬勘違いする、というシーンがあった。

 さらに第11回では、結がみりちゃむ(大木美里亜/22)演じる“ルーリー”らハギャレン(博多ギャル連合)メンバーとカラオケをするシーンで、浜崎の代表曲『Boys&Girls』が登場。同曲を田村芽実(25)演じるリサポンが「あゆの歌ってギャルにとって救いやけん」と切り出し、浜崎の楽曲は「孤独」や「居場所がない」という歌詞が多いが、最後には「傷ついても生きていこう」と優しく背中を押してくれるから、ギャルの心にしみる、と真面目なトーンで力説する場面もあった。