■三宅アナ卒業、同期・軽部アナ残留のワケ

 前述のように9月30日から新体制となった『めざましテレビ』。だが、フジテレビ内では疑問の声も上がっていたという。

「三宅アナが卒業したのに、軽部真一アナ(62)が残留したことを疑問視する人も一部にいるようです。2人は1985年入社と全くの同期で、定年後のポジションも『エグゼクティブアナウンサー(役員待遇)』と同じでしたからね。

“三宅アナだけ辞めて、軽部アナだけ残るのはどうなんだ”という声もあったようですが、一方で近いスタッフからは“軽部アナのパワーは絶大ですよ”という言葉が出るんですよね」(前出の制作会社関係者)

 軽部アナは1994年4月の『めざましテレビ』スタート時から番組に出演し、2022年10月に定年を迎えて以降もエンタメキャスターを担当し続けている。

「軽部アナは“蝶ネクタイキャラ”もあってか半ばタレント化していますし、彼ほどエンタメに特化したアナウンサーはフジテレビにいないと高く評価されているといいます。役員待遇ですから、かなり高い給料をもらっているはずですが、タレントのギャラに比べたら安いというのも、『めざまし』に残留している理由の1つでしょう。

 日本テレビを退社してフリーになってからも同局の“顔”的に番組に出演し続けている徳光和夫さん(83)ではないですが、軽部アナも一生、フジテレビと『めざましテレビ』に携わっていくのではないかと言われていますよ」(前同)

 1989年にフリーに転身した徳光だが、『24時間テレビ』をはじめ、現在も古巣・日本テレビの番組に頻繁に出演している。

「軽部アナには長年に渡って培ってきたエンタメの知識と人脈がある。知識と経験が豊富なので、“次は〇〇さんにインタビューしたら視聴者が喜ぶのでは”など、ディレクター的な提案をすることもあるそうなんです。番組スタッフとしても、ブレーンでプレイヤーでもある軽部アナのような存在は心強いですよね。

『日テレ=徳光和夫』というイメージが強いですが、軽部アナも今後、『めざましテレビ』とフジテレビに関わり続け、『フジテレビ=軽部真一』という存在になっていくのかもしれませんね」(同)

 25年春に31年目を迎える『めざましテレビ』は、新MC就任が既定路線だとされるフレッシュな原田アナと経験豊富な軽部アナの熟練のパワーで、さらなる人気番組へと進化を遂げるのだろうか。