■粗品が怒りを爆発させた理由
『27時間テレビ』では『千鳥の鬼レンチャン』の人気企画の特別版「サビだけカラオケタッグモード大会」が行なわれ、「27時間チーム」と「鬼レンチャンチーム」が対決。
結果、「27時間チーム」が敗北し、霜降り明星の粗品とせいや(32)がピンクのレオタード姿でスタジオに登場。『笑点』(日本テレビ系)のテーマに合わせてコミカルな踊りや変顔を披露することになった。
「昨年の『27時間テレビ』ではかまいたちの2人が同じ罰ゲームを食らっていましたが、あれはどうやってもスベってしまう。だからこその罰ゲームなのですが。案の定、霜降り明星も微妙な空気に包まれていました」(前出のお笑いプロ関係者)
粗品は『27時間テレビ』の打ち上げに参加することなく、番組終了後すぐに自身のYouTubeの撮影に臨んでいた。動画では言葉を濁す場面もあったが、逆バンジーに加え、『鬼レンチャン』の罰ゲームについてもスタッフサイドに言いたいことがあったのかもしれない。
「放送上は事なきを得た形で『27時間テレビ』は大団円を迎えましたが、現場ではフジテレビの幹部が粗品さんに平身低頭の謝罪をしたといいますね。粗品さんがなぜそこまで怒りを爆発させたのか――時間の経過とともにさらなる詳細が聞こえてきています。
1つは台本にないことをやらされたことへの怒りですよね。逆バンジーは“NG”を出していたのでしょうし、レオタード踊りも“聞いてない”ということでしょう。粗品さんは細かく笑いを組み立てていくタイプですから、自分の意図しないことを仕組まれたことに怒ったのではないでしょうか。
しかし、他にも激怒の要因があったと言われています。それは、逆バンジーの際の、尊敬する先輩芸人の東野さんが尻を拭う展開になったことに対してだといいますね。粗品さんがCM中にブチギレているのを見て、空気を読んで東野さんは逆バンジーを飛ぶことになったわけですが、そんな東野さんへの本当に申し訳ないという思いと、結果的に大先輩がそうせざるを得ない流れを勝手に作ったフジテレビの制作に激怒した、と聞こえてきていますね。
粗品さんはとにもかくにも、“芸人LOVE”の人ですからね」(前同)
今年3月、「JASRAC(日本音楽著作権協会)」の公式YouTubeチャンネルに出演した粗品は「お笑い業界のいいところと課題」について「いいところで言うと最高の仕事ですよね。面白いことをやってね、幸せな世界だと思いますよ。芸人が一番偉いと思ってますし」と語っていた。
「粗品さんの“芸人が一番面白くて一番偉い”という姿勢は一貫していますよね。だからこそ、もう芸人ではないと認識した宮迫さんのことは口撃しまくっていると。
『27時間テレビ』でフジテレビサイドに憤怒したのも、芸人だからこその漢気があったからではないかと。リスペクトする東野さんが受けた“被害”、そして番組の構成に“芸人ファースト”ではない姿勢を感じたからなのかもしれません」(同)
「おもろい奴が一番偉い」と断言する粗品。体調も回復したようで、2024年の残り2か月半、さらなる大暴れを見せてくれそうだ。