橋本環奈(25)主演のNHK連続テレビ小説おむすび』。視聴者からの厳しい意見が噴出しているが、視聴率でも苦戦している。

 2024年度後期の朝ドラ『おむすび』は、橋本演じる平成元年生まれのヒロイン・米田結が高校時代に“ギャル文化”と出会い、やがて栄養士として人の心と未来を結んでいくという“平成青春グラフィティ”作品。

 9月末まで放送されていた、伊藤沙莉(30)主演の社会派朝ドラ『虎に翼』(24年度前期)とは真逆の明るい青春ものとして注目を集めていたが、ここにきて視聴者離れが加速しているというのだ。

「『虎に翼』は期間平均世帯視聴率16.8%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)でしたが、『おむすび』は祝日だった10月14日放送の第11回が世帯12.6%と、まだ序盤なのに前作よりも4%近くも数字を落としているんです。男女とも20~34歳の若い視聴層の数字は悪くないと言われていますが、朝ドラのメイン視聴層はもっと上の世代ですからね。

 原因としては、『おむすび』の序盤のメインテーマとして扱われている“ギャル文化”が、朝ドラ視聴者層の世代と合わないという指摘がありますね」(テレビ誌編集者)

 そんな『おむすび』には、《#おむすび反省会》というハッシュタグで、作品のツッコミどころ、辛辣な意見を投稿する視聴者も多く、X上では “『おむすび』はつまらない”という空気が定着。“反省会”は今後、さらに盛り上がりそうな気配もある。

「酷評され、Xで反省会が大沸騰した『ちむどんどん』(22年前期)と同じ流れですよね……。『おむすび』は今後、福岡を舞台に結の高校生活を描く“ギャル編”が終了し、結が次の舞台である神戸に行き、栄養士を目指すことになる。現在の“ギャル編”とは違う展開にシフトしない限り、なかなか人気は回復することはなさそうですよね。

 そんな苦しい『おむすび』のギャル編ですが、一方で個性豊かなイケメン若手俳優たちが躍動しています。彼らの魅力的なキャラクターには好意的な視聴者も多い。10月16日の放送回では、尺たっぷりに松本怜生さん(24)演じる“風見先輩”が活躍していましたね」(テレビ誌編集者)

【以下、『おむすび』のネタバレを含みます】

 風見先輩(松本怜生)は、結(橋本)が片思いしている書道部の先輩。正統派のイケメンで温厚な性格だが、好きなものには我を忘れるタイプなのか、野球部の試合を興奮して応援する姿を「先輩キャラ変わり過ぎ」(結)とドン引きされたり、16日放送回では宮崎美子(65)演じる結の祖母・佳代による“野菜染め”の技法に感動し、「すごい。ホホホホ!」と変な笑い方をしてやはり結に引かれるなど、実に人間味豊かなキャラクターである。

《最初はキラキラ王子様キャラだったけど、野球が大好きなのに壊滅的に運動神経が悪いというカミングアウト以降、私はちょっと変で無邪気な風見先輩のことがどんどん好きになってきた》
《風見先輩がかっこいいのにモテない理由がどんどん明らかになってきて面白い。我が道行きすぎやろ、、笑》

 など、視聴者からの評判も良い。