■制作統括が菅生を「素朴という才能」と絶賛
『おむすび』制作統括の宇佐川隆史氏は、陽太は《糸島という土地そのものを体現する存在》であり、演じる菅生を《『素朴という才能』、その一言に尽きます》《(オーディションで入室した瞬間)歩き方、位置に着く佇まいから陽太》――これ以上ないハマリ役であると、10月14日配信の『エルマガJP』で語っている。
「役になりきっているような高い演技力や、しっかりした役作りからは、“兄”の面影も感じさせますよね。菅生さんは、天才的なカメレオン俳優で知られる菅田将暉さん(31)の弟。菅生さんのデビュー当時の写真は兄の菅田さんにソックリでしたが、現在は野球少年の陽太を演じるためか、ふくよかで大柄な感じになっている。菅田さんと同じく、役ごとに雰囲気が一変する俳優として注目を集めています」(前出のテレビ誌編集者)
菅生は2022年6月に現事務所に所属し、俳優業やモデル業を本格的にスタート。23年10月クール放送の鈴木亮平(41)主演作『下剋上球児』(TBS系)で「日曜劇場」デビューし知名度を上げたのだが、菅生の役は『おむすび』と同じ高校球児だった。
今年7月クールには、高橋文哉(23)主演のヤンキードラマ『伝説の頭 翔』(テレビ朝日系)では“マッチョな赤髪の坊主”という強烈なビジュアルを披露。ヤンキーものの王道である、主人公の舎弟キャラを好演した。
「イケメンの先輩なのに愛すべきキャラを演じる松本さん、今後重要な役割を担いそうなカッコいいヒーロー的人物を演じる佐野さん、危なっかしいコミカルなキャラクターになりきっている菅生さん、三者三様、評判は上々です。彼らを楽しみに視聴している人もいるでしょうね。
視聴者離れが加速していると言われている『おむすび』ですが、魅力的な彼らが、視聴者をなんとか引き留めている、というところもありそうです」(前同)
“登場人物が個性的で楽しい”という声もある『おむすび』。若手演技派の3人の活躍で、ここからの巻き返しはあるか。