お笑いコンビ・麒麟川島明(44)とTBSの田村真子アナウンサー(27)がMCを務める朝の同局のバラエティ番組『ラヴィット!』が、4月15日から1週間のダイジェスト版『夜明けのラヴィット!』を毎週土曜早朝に放送されることになる。

 2月23日の番組内で「重大発表」として伝えられ、レギュラーメンバーから『笑っていいとも!増刊号』(フジテレビ系)のようなダイジェスト版の放送を願う声が上がっていたと説明。

 これを受け、『ラヴィット!増刊号』ならぬ『夜明けのラヴィット!』が毎週土曜の午前5時45分から7時30分という早朝に放送されることが決定したという。

「朝のバラエティ番組という新たな金脈を開拓し、昨年末にはゴールデン3時間SPを放送。さらにはダイジェスト版の放送も決まるなど、ますます勢いに乗る『ラヴィット!』ですが、それとは対照的に厳しい状況にあるのが、フジテレビの『ぽかぽか』ですよね」(民放キー局関係者)

■『ラヴィット!』と『ぽかぽか』の最大の違い

 1月9日、お笑いコンビ・ハライチ岩井勇気(36)と澤部佑(36)、フリーアナウンサーの神田愛花(42)をMCに迎えてスタートした昼の情報バラエティ番組『ぽかぽか』。

 初回は世帯視聴率3.3%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)とまずまずのすべり出しだったものの、以降は世帯1%台を推移している。

「企画段階で『ぽかぽか』はかつての『いいとも!』、さらには『ラヴィット!』のようなにぎやかで楽しい番組というコンセプトを打ち出し、実際にそのような番組にしようとしています。

 ただ、『ラヴィット!』と大きく違うのは業界最大手のお笑いプロダクション・吉本興業所属の芸人がほぼ出ていないことですよね」(前同)

『ラヴィット!』にはMCの川島を筆頭に、野性爆弾くっきー!(46)、見取り図ニューヨークアインシュタインEXITぼる塾など、たくさんの吉本芸人が出演している。

「ゲストを含め、出演者の8割以上が吉本芸人という日もあるぐらいですからね。『ラヴィット!』には今が旬の芸人をはじめ、これからの活躍が期待されるネクストブレイク芸人、賞レースで優勝したり、結果を残した実力者も出演し、それを天才MCの川島さんがまとめ上げるわけですから、面白くならないわけがない。

 番組当初から徹底してニュースを取り上げない、というTBSサイドの割り切った方針も視聴者からは評価を得ていて、TVerでも配信されるなど、今や立派なバラエティ番組として支持されています」(同)