■前クールの目黒蓮『海のはじまり』も……

 ドラマ『わたしの宝物』主演の松本は、直前の7月クールに主演ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)で、前向きで明るい独身女性・西園寺さんを演じたばかり。そのため、《ギャップがえぐい》《温度差が凄すぎ》などの声も寄せられているが、

「それにしても深澤さんですよね。冬月(深澤)の生存説を唱える視聴者もいますが、第2話予告では冬月の遺品が出てくる描写もあり、生存は絶望的という意見も。

 今後も深澤さんは回想シーンで出演することはあるでしょうが、松本さん演じる美羽との不倫劇や、田中さん演じるモラハラ夫・宏樹とのバチバチのやり取りなど、放送前に予想されていた展開はなさそうですよね。そういう意味では、物足りなさを感じるファンも出てくるかもしれません。

 深澤さんが所属するSnow Manは言わずと知れた大人気グループですが、ドラマに関しては少々受難と言いますか、まだちょっと作品に恵まれていない部分があるかもしれませんね」(前出の女性誌編集者)

 前クール、メンバーの目黒蓮(27)は“月9”ドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)に主演。彼の出世作『silent』(フジテレビ系)のスタッフが再集結した月9初主演作だと注目を集めていたが、そこまで大きな話題にもならず、高評価という感じにもならなかった。

「『海のはじまり』は群像劇的な作風のため、主演の目黒さんの活躍シーンが意外なほど多くなかった。また、元恋人が出産を隠していたことが悲劇の始まりだったのに、一方的に目黒さんが責められるような展開が続き、視聴者の共感も生みにくい内容だったことなどから、視聴率的にも話題的にも大ヒットとはならなかったですよね。

 他のメンバーもドラマに出演していますが、目黒さんの『silent』は別にして、国民的グループであるSnow Manの人気ほどは、大ヒット作は出ていない感じですよね。

 ただ、『わたしの宝物』は、第1話の時点で深澤さん演じる冬月が退場するまでの過程はとても丁寧に作られており、だからこその衝撃的なラストだと話題になった。ドラマのテーマである“托卵”を描く上で、亡くなっていても冬月の存在は今後大きなものになっていくはずです。深澤さん演じる冬月がこれからどう描かれていくか――ファンならずとも注目ではないでしょうか」(前同)

 第1話でいきなり、あの世へ旅立ったことが濃厚な冬月(深澤)だが、2話以降はどんな出方になっていくのだろうか――。