■注目された昨年11月の目黒蓮発言――
『紅白』を放送するNHKは、ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を重く受け止め、23年9月から旧ジャニーズ事務所および、タレントの受け皿となる新会社STARTO ENTERTAINMENTとの新規契約を行なわない方針を徹底。年末には、1979年以来、44年ぶりに旧ジャニーズ勢不在の『紅白』が放送された。
しかし、先の10月16日に行なわれた定例会見でSTARTO社タレントの起用を再開すると正式に発表され、『紅白』に出場することも可能に。そのため、Snow ManらSTARTO社のグループへの『紅白』オファーも、業界内では確実視されている状況にあるという。
「昨年の『紅白』は、世帯視聴率が第1部、第2部とも過去最低だった。それだけに、NHKは今年の出場アーティストのキャスティングに、相当気合いが入っていると言われています。
とりわけSTARTO社で絶大な人気を誇るSnow Man、別事務所ですが同じく大人気のNumber_i――この2グループには、是が非でも出演してもらいたいという思いだといいます。すでに、『紅白』サイドとSTARTO社の交渉は水面下で進んでいると聞こえてきていますね」(レコード会社関係者)
STARTO社は、基本的にタレントとエージェント契約を行なう会社のため、旧ジャニーズ事務所のように、タレント・グループの『紅白』出場を事務所が主導することはないと見られている。タレントの意向が最優先されるため、最終的にはタレント、グループの意向で『紅白』の出場オファーを受けるかどうかを決めることになるとも言われるが――、
「そして今、聞こえてきているのは、『紅白』出場を巡り、Snow Manのメンバー間で議論が起きているという話なんです。
もちろん、それでメンバー間に亀裂が入っているとか、喧嘩になっているとかそういった意味ではありません。ただ、“『紅白』には出たくない”、“出よう”と意見が割れているそうで……メンバーは9人もいるわけですから、すぐに話がまとまらないのは当たり前ですよね」(前同)
『紅白』出場派は、“熱烈なオファーをもらっているし、やはり『紅白』は特別な番組。ファン以外の人にも自分たちの歌を届けられるメリットもある”。不出場派は“昨年は呼ばれなくて、代わりに行なった生配信ライブが好評だった。今年もグループの配信をした方がファンは嬉しいんじゃないか”――そんな主張で、意見が割れているというのだ。
「もしかしたら、目黒蓮さん(27)は“不出場派”かもしれませんね。昨年発した言葉がありますからね……。ただ、出場派も不出場派も間違ったことは言っていないですし、これからさらにメンバー間で話し合っていき、“9人の答え”を出すことになるでしょう」(同)
昨年11月、目黒は大晦日の生配信イベントを告知する際、インスタグラムのストーリーズで、《9人とみんなで最高の大晦日にしようね! 絶対後悔させないよ 俺らを正解にする》とファンに呼びかけていた。これを“『紅白』への決別宣言”と受け取る声もあったのだ。
そして、Snow Manの大晦日の生配信は最大同時接続数133万超えで日本歴代1位の同時接続数の記録を更新。『紅白』で1、2曲歌うよりもファンにとっては濃い内容なのは明白で、ファンの満足度は抜群に高かった。