日曜劇場『Get Ready!』(TBS系)が、主人公・波佐間永介(妻夫木聡/42)の過去が描かれ、視聴者の涙を誘ったものの、平均世帯視聴率は9.1%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、2ケタ割れからの復調はならず、苦戦が続いている。

 同ドラマは、超人的なオペ技術と法外な治療費で、どんな手術も請け負う、正体不明の闇医者チームを描く、完全オリジナルの医療エンタテインメント。妻夫木は孤高の天才執刀医・“エース”こと波佐間永介を演じ、藤原竜也(40)がその相棒で交渉人の“ジョーカー”こと下山田譲を演じる。

 2月26日放送の第8話は、謎に包まれていたエースの過去が、ジョーカーに促されて語ることで明かされる。外科医として自信に満ちていた若い頃、天野(妻夫木聡)は「オペは完治の入り口でしかない」と語る恩師・真田(榎木孝明/67)に反発。剣持(鹿賀丈史/72)のいる千代田医大に移籍する。

 そこで天野は、ドナーを待つ少女の患者と出会い、助けると約束する。しかし、臓器移植の順番を剣持に入れ替えられ、少女は手術を受けることなく死亡。さらに、天野は移植斡旋組合の不正に関わっていると警察に疑われ、手術直前に彼と会っていた真田にまで疑惑をかけられ……という展開。

 視聴者のツイッター上の反響は、「エースの過去…嫉妬にかられて優秀な医師を排除する剣持…ここまで最低な人だったとは…天野先生も真田先生もつらすぎ」「今週は警察のおふざけがなくて重厚だったし、ジョーカーが聞き上手だったのが良い」など、称賛の声が多かった。