橋本環奈(25)主演の朝ドラ『おむすび』(NHK大阪放送局制作)の第4週「うちとお姉ちゃん」が10月21日から放送される。14日放送の第11回の平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)が12.6%と、番組開始以来最低を記録したが、このまま失敗作で終わってしまうのか?

 同ドラマは、平成元年生まれのヒロイン・米田結(橋本)が、どんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、栄養士として人の心と未来を結んでいく平成青春グラフィティ。物語が平成からスタートするという、異色の朝ドラなのだがーー。

 第3週「夢って何なん?」(10月14~18日)は、幼なじみの陽太(菅生新樹/25)は、結がハギャレン(博多ギャル連合)のギャルたちとパラパラの練習をしているのを発見し、結に内緒で尾行する。また、結のギャル活動を知らない父・聖人(北村有起哉/50)は、書道部なのに帰りが遅いことを気にする。

 一方、書道部の先輩・風見(松本怜生/25)は、米田家の野菜染めに興味を持ち、結の祖母・佳代(宮崎美子/65)に教えられながら、結と一緒に野菜染めを体験。帰り道、風見が「自由な書道を伝える書家になりたい」と夢を語り、結の夢は何かと問う。すると結は「農家を継いで、平穏無事に生活する」と答え……という展開。

 第1週の世帯視聴率の平均が16.1%で、前期『虎に翼』の16.2%とほぼ並んでいたが、第2週から14.7%と急落。第3週も苦戦が続いている。確かに数字だけ見ると失敗かもしれないが、局側の反応を見ると、稲葉会長は定例会見で、『虎に翼』とは正反対だとしたうえで「これはこれで新しい展開が楽しみ」とコメントしている。ずいぶんのんきな反応に思えるが……。