10月20日夜9時から放送されるドキュメンタリー番組『NHKスペシャル』。旧ジャニーズを巡る衝撃的な内容に、多くの芸能関係者も注目している。

 昨年9月からNHKは、ジャニー喜多川氏(享年87)のかつての所属タレントへの加害問題を重く受け止め、ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)および、受け皿となる新会社STARTO ENTERTAINMENTとの新規取引を停止していた。

 1年1か月続いた取引停止だったが、NHKは今年10月16日に行なわれた定例会見でSTARTO社との取引再開を発表。23年末は旧ジャニーズ勢が締め出されていた『NHK紅白歌合戦』への“出演解禁”もなると見られている。

「『紅白』サイドは特に、人気ナンバーワングループ・Snow Manの出場を熱望している」(レコード会社関係者)と言われるなか、20日夜の『NHKスペシャル』が取り上げる内容とは――。

「同放送の副題は『ジャニー喜多川 “アイドル帝国”の実像』。ジャニー氏と、姉で晩年は事務所の名誉会長だった“メリー喜多川”こと藤島メリー泰子氏(享年93)の生まれてから亡くなるまでを、当事者を知る人の肉声のみでまとめたドキュメンタリーになっているそうです。ジャニー氏の加害行為や、それをメリー氏が隠蔽してきた実態、“ジャニーズ”の影響力で沈黙を続けたメディアの実態も深堀りされるといいます。

 これまで、ジャニー氏の加害問題を追及してきたチームによって制作された非常に踏み込んだ内容であること、STARTO社との取引再開を発表するタイミングでの放送であることから、NHK局内でも物議となり、相当揉めたと聞こえてきていますね」(ワイドショー関係者)

 発表のタイミングも手伝い、

《旧ジャニーズのタレントを起用するにあたってのけじめだろうかNHKと旧ジャニーズ事務所間の関係もきちんと検証していて欲しい》
《NHKでの旧ジャニーズタレント解禁のための緩衝目的ではなく、踏み込んだ内容を放送されることを期待します。本事件においては、マスメディアの今までの在り方が問われており、決して他人事ではないことを胸に刻んでいただきたいです》
《こんな番組作っといて視聴率のために紅白に出させたいの!?いいよそのままNG出しといてよ》

 ジャニー氏の所業は決して許されることではないが、賛否両論の声がXにも多く寄せられている。