橋本環奈(25)主演のNHK連続テレビ小説『おむすび』。以前から不評がささやかれてきた本作は10月21日、月曜日に放送された第16回での巻き返しに期待する声もあったものの、上手くいかなかったようだ――。
『おむすび』は、橋本演じる平成元年生まれのヒロイン・米田結が高校時代に“ギャル文化”と出会い、やがて栄養士として人の心と未来を結んでいくという“平成青春グラフィティ”作品。仲里依紗(34)演じる結の8歳上の姉・歩が「伝説のギャル」として、初回から名前や回想で登場してきた。
【以下、『おむすび』第16回までのネタバレを含みます】
主人公・結(橋本)の姉・歩(仲)は先週末18日金曜日放送の第15回のラストで東京から帰郷し、21日放送の第16回から本格的に福岡・糸島での物語に参加することに。
かつての歩は金髪やネイル、メイクをキメたバリバリのギャルだったが、現在の歩はすっかり落ち着いた黒髪でメイクも薄く、すっかり落ち着いた様子。家族に「私宛に電話来ても、いないって言っといて…‥めんどいから」とくぎを刺し、携帯電話の着信も無視するなど、何やらワケありな様子であった。
“伝説のギャルの帰還”の噂はすぐに広まり、歩が立ち上げたギャルサー・博多ギャル連合(ハギャレン)の現メンバーであり、結の友人でもある4人組も米田家を訪問。歩に“糸島のイベントでパラパラを踊って、チームを本格的に復活させるからを見に来てほしい”とお願いするも、歩は「行くわけないじゃん、そんなの。あと、ギャルとか辞めなよ。チョーダサいから」とバッサリ。
ハギャレンを「死ぬほどダサいからとっとと潰しちゃいなよ」と言ったり、ハギャレンを庇う結に「もっとつきあう子、考えた方がいいよ」と毒づく始末。姉妹は口論になり、結は「お姉ちゃんなんて大っ嫌い!」と、泣きながら家を飛び出してしまう――という展開が描かれた。
「『おむすび』は、“ギャル編”とも言える現在の内容が、朝ドラ視聴者層の世代と合っていないという指摘があるほか、歩の帰郷まで際立ったイベントが起こらず、物語に大きな波がない状況にありました。
序盤から歩は“伝説のギャル”として名前や回想で登場しており、多くの視聴者は結やハギャレンメンバーとの化学反応に期待していたのですが、登場した歩はすっかり“普通”になってしまっていて、ビジュアル的なインパクトもなし。盛り上がる展開もなかったんですよね……」(テレビ誌編集者)
現状、Xでは《#おむすび反省会》というハッシュタグをつけて、作品を酷評する声が目立つ。
《なんだか、何を見せられているのかわからない。姉妹の関係性がわからないし、想起もさせられないから、ぽかーんと見るばかり。仲里依紗の登場に期待してた人たちは、納得の展開だったのでしょうか》
《仲里依紗待ってたのになぁこれから「これでこそ仲里依紗!」な展開になるのかな…》
《満を持して登場した仲里依紗が最低のゲス女役で終わったと思った》
仲の初登場回にもそういった厳しい声が多い。