■歴代オールスターが続々……成宮演じる甲斐淳も再登場か

 10月16日より『相棒 season23』がスタート。水谷演じる杉下右京と寺脇康文(62)演じる亀山薫の“初代相棒”が復活して3シーズン目となる。

「水谷さんが昨年7月に『水谷豊 自伝』(新潮社)を上梓したことから、引退説もささやかれました。周囲にも冗談とも本気とも受け取れる口ぶりで“『相棒』は70歳で定年です”と示唆していましたから、71歳で迎えた22年放送開始の『season21』が最終章になるとも思われていたんです。同シリーズから初代相棒の亀山が再登板となったのも意味深でしたからね。

 ですが昨年10月に『season22』が、そして今回の『season23』ですからね。今後ももう少しシリーズを重ねていくことになるのかもしれませんね。ただ、視聴率は右肩下がりなんですよね」(前出の芸能プロ関係者)

 2000年に「土曜ワイド劇場」の単発ドラマとしてスタートした『相棒』は、高視聴率を連発して2002年から連ドラ化。通常の放送回でも平均世帯視聴率20%超えを記録する大ヒットシリーズとなった。

 しかし、シーズンを重ねるごとに視聴率も下降線をたどり始め、『season21』では第8話で10.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。その後、『season22』まで2桁台を割ることはなかったものの、視聴率はかつてほど振るってはいない。

「ここ最近のシーズンでは過去の登場人物が再び杉下&亀山コンビの前に現れる、という展開も多くなっています。この演出は往年の『相棒』ファンを喜ばせていて、話題性も抜群。視聴率にも良い影響を与えていると考えられます」(前同)

 23年3月放送の『season21』の最終回SPには及川光博(54)、六角精児(62)、神保悟志(61)、仲間由紀恵(44)らが出演し、ファンからは《オールスターすぎるな》といった声が上がった。

「今回の『season23』でもこういった展開が増えていきそうですし、あると言われている劇場版第5作も“オールスターキャストになるのではないか”と見られています。次作が劇場版ラストになるとも言われていますが、そんなメモリアル作品に成宮さん演じる甲斐淳も再登場するのではないかと。

 地上波はスポンサーの意向もありますから、成宮さん出演へのハードルは高いかもしれない。ただ、劇場版なら地上波テレビよりはハードルは低いでしょう。

 劇場版は回を重ねるごとに話が複雑になりすぎて、興行収入は1作目の44億4000万円から下がり続け、4作目では19億2000万円にまで減少しています。それでも最終章なら話題になることは必至。さらに成宮さんが復活するとなったら、注目度はさらに増し、興収アップにもつながるはず。成宮さんの『相棒』復帰は、既定路線だと考えられていますが……」(同)

 成宮の『相棒』への復帰を期待する声は多い。彼の俳優業本格復帰とともに、注目が集まる――。