昭和のおやつの定番“魚肉ソーセージ”が、注目を集めている。
「かつては、味がいまいちで、塩分や添加物が含まれているために健康に悪いというイメージがありました。昭和世代の中には、魚肉ソーセージと聞いて顔をしかめる人も多いかもしれません。でも、今は違います。北海道産のほっけなどを使ったグルメな商品や、心血管疾患のリスクを低減する可能性が認められた“特定保健用食品(トクホ)”の商品も登場して、おいしくて健康にもよいと、人気なんです」(フードジャーナリスト)
また、昨今の筋トレブームで、魚肉ソーセージの需要が高まったと言うのは、アスリートの栄養サポートも手掛ける、管理栄養士の松田真紀氏だ。
「魚の身は、牛や豚などの肉類よりも太りにくく、中性脂肪やコレステロール値が上がりにくい。さらに、魚肉ソーセージの多くは、スケソウダラの身を使っていますが、スケソウダラの身のタンパク質は、筋肉の生成に効果的なので、トレーニング後の栄養補給に最適なんです。中には、おやつに魚肉ソーセージを推奨しているトレーニングジムもあります」(松田氏=以下同)
アスリートだけではない。健康が気になる中高年世代にもメリットは大きいという。
「魚肉ソーセージに含まれる魚由来の“EPA/DHA”は、血流を促して、血管の健康を保つ働きがあります。心疾患・脳血管疾患の予防にもなります」
そこで今回は、松田氏協力のもと、魚肉ソーセージの絶品レシピを3品紹介しよう。