■魚肉ソーセージを使った簡単レシピ3選
(1)魚肉ソーセージのおにぎり
「ひと口大に切った魚肉ソーセージを焼いて、しょうゆマヨネーズで味をつけて、おにぎりの具にします。ハワイの“スパムおにぎり”をマネして、炒り玉子を一緒に入れてもおいしいです。おにぎりを作るのが手間な人は、サランラップの上に、海苔、お米、玉子、丸々1本の魚肉ソーセージを重ねて丸めるだけの“ホットドッグ風”にすると簡単です。お米などの糖質を一緒に摂ることで、タンパク質の吸収が促されるので、トレーニング後のおやつは、魚肉ソーセージのおにぎりが理想的です」
(2)魚肉ソーセージのピザトースト
「魚肉ソーセージは生のままで食べられるので、火を通す時間が短くて済みます。パンに魚肉ソーセージ、トマト缶、タマネギ、チーズを載せて、フライパンで焼いてフタをするだけで完成です。
トマトに含まれる“リコピン”には、血流を改善する働きがあるので、魚肉ソーセージの“EPA/DHA”と合わせて、ダブルで血管の健康を保ちます。また、ダイエット中の人は、パンの代わりに油揚げを使うと糖質をカットできます。油揚げの表面をカリカリになるまで焼くのが、おいしく作るポイントです」
(3)魚肉ソーセージのゴーヤチャンプル
「沖縄料理のゴーヤチャンプルは、スパムを具にしますが、その代わりに魚肉ソーセージを使います。作り方は、魚肉ソーセージ、豆腐、玉子、ゴーヤを、目分量で1:1:1:1の割合で炒めて、麺つゆで味をつけるだけ。さらにこだわるなら、仕上げにカツオブシをかけると、うま味成分が加わってよりおいしくなります。魚肉ソーセージの動物性タンパク質と、豆腐の植物性タンパク質を同時に摂ることで、効率的にタンパク質を体内に吸収することができます。また、ゴーヤは、タンパク質の吸収をサポートする“ビタミンC”を含んでいるので、魚肉ソーセージと相性抜群です」
ただ、かじるだけではもったいない!
味も栄養も満点のレシピを参考にして、魚肉ソーセージをおいしく食べよう!
松田真紀(まつだ・まき)
1994年、女子栄養大学卒業。食品メーカーでスポーツドリンクの立ち上げに携わり、アスリートの栄養サポート活動に従事。その後、広告代理店で20年、数々の企業の商品やサービスの開発を手がける。2014年独立し、スポーツ、健康に特化した食プロデュースとパーソナル食トレーニングを行う株式会社バードワークスを設立。自身も水泳、パーソナルトレーニング、ゴルフ10年以上。スポーツとお日様をこよなく愛するアスリート。