母や祖母の代から使われている歴史あるコスメたち。
が、現在、若者の間で“レトロコスメ”として再ブームの兆しをみせている。
「近年、SNSを中心に“昭和レトロ”が流行しており、古風でモダンなパッケージのコスメがかわいいと話題になりました。ビジュアルに加え、肌に優しい使用感と、高い美容効果も人気の秘密です」(美容ライター)
元美容系メディア編集長のYouTubeチャンネル「みお姉さんコスメ美容動画」では、レトロ化粧品紹介動画が配信1週間で56万回再生されるなど、注目を集めている。
「ドラッグストアや量販店などで販売され、1000円以下といったプチプラが多いのも魅力ですね」(前同)
そこで、編集部が代表的なレトロコスメベスト5を選出。その実力と、長く愛される理由を調査した。
まずは、「牛乳石鹸」として知られる、牛乳石鹸共進社の「カウブランド赤箱」(1個110円=税込=以下同)「カウブランド青箱」(96円)だ。それぞれ、昭和3年、昭和24年に発売がスタート。老若男女に75年以上愛され続けている。
乾燥肌に悩む編集部記者も日常的に使っているが、疲れ切っているときに、これ一つで全身と顔を洗える手軽さは何にも代えがたい。
さらに、ボディタオルで両手いっぱいになるまで石鹸をふんわり泡立てれば、さっぱりしながら、潤いも逃さない洗いあがりに。
「これからの季節は“赤箱”でしっとり洗って、夏場は“青箱”でスッキリと。香りも違うので、気分で使い分けています」(40代女性)