■松本人志『M-1』不在は『キングオブコント』以上の痛手に

『お笑いの日』では『ラヴィット!』(TBS系)の人気企画「出会い頭-1グランプリ」が放送された。

 それぞれ出てきた2人の芸人が即興漫才を披露するという企画で、5組が漫才を披露し、コーナーは終わったかに思われたが、MCのかまいたち・濱家隆一(40)が急遽企画に挑戦することが発表され、客席からスタジオに乱入する形で相方となる太田が登場した。

「太田さんが、10月7日に警察沙汰トラブルが発覚したジャングルポケット斉藤慎二さん(41)の“はぁ~い!”という“禁断ギャグ”をやり、それをケンドーコバヤシさん(52)が馬乗りになって制止するなど、番組は大いに盛り上がりました。

 松本さんが出られないから太田さんにオファーがいった、は言いすぎかもですが……『お笑いの日』サイドは松本さん出演のために具体的に動いていて、さらにダメな場合も“穴埋め策”も事前に用意していたと。

 そして、『M-1』の制作サイドも『お笑いの日』と同じような対応をするのではないかと言われているんです。『キングオブコント』以上に松本さんの不在は『M-1』にとって痛手でしょうからね」(前出の民放キー局関係者)

 お笑い賞レースは数あれど、最大かつ圧倒的な影響力を持っているのが『M-1』だ。世帯視聴率は関東地区で17%超、関西では30%に迫る数字を取る『M-1』に、これほどの権威と影響力があるのは松本が審査員であること、“松本人志”という看板があるというのが大きいと言われている。

島田紳助さん(68)が芸能界を引退してからの『M-1』は、松本さんの“格”で成り立ってきたと言える。同大会に出場する有力漫才コンビからも“松本さん不在の大会で優勝しても……”といった声が上がるといいます。平成、令和のお笑い界を牽引してきた“笑いのカリスマ”のパワーはまだまだ健在。実際、『M-1』の制作サイドからも、松本さん不在の場合の大会自体の格低下の懸念が言われているといいます。

 そのため『M-1』も『お笑いの日』と同じように、文春との裁判が放送日直前で決着した場合でも松本さんに出てもらえるよう、スポンサーへの根回しなど準備を進めるのではと言われているんです」(前同)

 11月11日の第2回弁論準備手続きが行なわれてしまえば、早期の復帰は難しいことになりそうだが……果たして、文春との裁判の決着はいつになるのか――。