■『龍が如く』は不評の竹内だが…
竹内演じる『龍が如く』の主人公・桐生一馬は、彫りが深く、それでいて威圧的な鋭い目元が印象的な強面の男性。2007年公開の『龍が如く』劇場版では北村一輝(55/当時37)が演じていた。そのため、北村と比べると竹内は年齢や雰囲気が合わないとも言われていたのだ。
ドラマ版『龍が如く』および竹内に対して、
《竹内涼真は完全に桐生さんのコスプレだった 身体鍛えたのはすごいと思う。でも骨格から違うんよ鍛えても線が細すぎる 髭も違うし》
《ボロクソ叩かれるであろう竹内涼真が可哀想になってくる、制作側が悪いよ いやでもこの脚本読んで仕事引き受ける時点でダメなのかな…》
《完全に竹内涼真より昔の劇場版の北村一輝が圧勝だわ...》
《桐生役は北村一輝の方が良かったかなぁ 竹内涼真はまだ渋さが無い感じで若造感が否めへん》
といった、辛らつな意見が多く寄せられている。
「ただ、ドラマ版『龍が如く』が酷評されている理由の大部分は脚本や演出面ですね。竹内さんは“桐生一馬”を演じるにあたり、しっかりと肉体改造をしていて、泥臭い感じも表現できているという評価の声もあります。
役者にはどうにもならない部分での批判が多いため、SNSにも“俳優が可哀相”といった声も目立つし、竹内さんの俳優としての評判は、決して悪くはありません」(芸能プロ関係者)
配信ドラマ『龍が如く』で少々ケチがついた感もある竹内だが、今年に入ってから“主役食い”とも言える作品が続き、俳優としての評価はうなぎ登りと言える。
竹内は木村拓哉(51)主演の『Believe―君にかける橋―』(テレビ朝日系/4月期)で、第1話で事故死する作業員の若松博通と、その弟で事件の謎を追う刑事の黒木正興の一人二役を好演。後者は木村演じる主人公・狩山を追い詰めたり、利害が一致したことで協力したりと、終盤まで準主役級の活躍をしていた。
また、竹内は嵐・二宮和也(41)主演の日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』(TBS系/7月期)では、外科医・世良雅志役としてシーズン1(18年4月期)から続投。とりわけ終盤は、完全に主人公のような存在感を放っていた。
「『Believe』では“木村を食っている”という声が多くSNSにも寄せられていましたね。『龍が如く』に関しても、竹内さんに対して“演技が下手”という方向での批判は少ない。
今回の三吉さんとの破局も俳優業を優先したい、という理由のようですし、今の竹内さんには確かな実力がある。すでに次の作品が動いていることも明かされていますし、今後も俳優業にまい進していくのではないでしょうか」(前同)
10月23日に東京で行なわれた高級時計『ゼニス パイロットウォッチ ポーターエディション』の記者会見で竹内は、「(『龍が如く』とは別に)準備しているものがあるのですが、自分自身の記録を塗り替えるものになると思う」と、コメントしている。
三吉との4年間の交際にピリオドを打った竹内。今、頭の中は仕事のことでいっぱいなのかも。