■ジュリー氏が関西ジュニアを猛プッシュ

 一方のAぇ!groupも、デビューシングル『《A》BEGINNING』(5月15日発売)は初週62.5万枚を売り上げたが、2ndシングル『Gotta Be』(10月9日発売)は39.1万枚と勢いを落としている。

「『Gotta Be』もオリコン1位ではあるのですが、数字は落ちていますよね。現在のSTARTO ENTERTAINMENTの体制では、かつてのジャニーズ事務所のような影響力を使った“ゴリ押し”はもうできない。

 それもあり、毎日のようにテレビやマスメディアに出て、ファン以外、日本中の人々もAぇ!groupを知っている――という状況にはなっていないことも売り上げに影響しているのではないでしょうか。 “コンプライアンス違反”で事務所をクビになった元メンバー・福本さん関連の方が、話題性だけで言えば大きい感じもあります。

 そして、そんな彼ら、旧関西ジャニーズは、ジャニーズ事務所の崩壊で“最強の後ろ盾”を失ってしまった、ということも指摘されていますよね」(芸能プロ関係者)

 旧ジャニーズの関西グループの多くは、ジャニーズ事務所の社長だった藤島ジュリー景子氏の寵愛を受け、強力なバックアップ体制で推されていたとされる。

「いまやベテランのSUPER EIGHTも、若手時代はジュリー氏が強くプッシュし、テレビ各局にも積極的に売り込みをかけていた“ジュリー派”のグループとして有名でした。

 さらになにわ男子は、ぶっちぎりの“ジュリニ(ジュリーのお気に入り)グループ”と評され、写真集の中身やテレビ番組の内容について、ジュリー氏が直接意見を言うこともあったといいますね」(前同)

 なにわ男子のデビュー記念日は、当時ジュリー氏が社長を務めていたレコード会社『J Storm(現『ストームレーベルズ』)』の創立20周年記念日である“2021年11月12日”。さらにデビューイベントが“事務所史上初の空港(※羽田)デビュー”だったりと、目に見えてプッシュされていた。