10月31日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が報じた女優・橋本環奈(25)のパワハラ疑惑。橋本がマネージャー陣に些細なことでキレる、暴言を吐くなどという“証言”が掲載された。

 文春の記事には、ドリンクや日傘を差し出すタイミングを間違えると橋本が強く叱責していたなどのエピソードが書かれており、彼女の“壮絶パワハラ”を理由にこれまでに8人ものマネージャーが辞めたと伝えている。

 橋本の所属事務所は同日、“事実無根”という反論コメントを発表しているが、SNS、ネット上ではこの報道について、さまざまな意見が飛び交っている。

 橋本についてはともかく、「女優のムチャ振りはよくある話。芸能界では当たり前です」というのは、芸能プロダクションの関係者たちだ。ある人気女優・X(50代)の元マネージャーが口を開く。

「橋本環奈さんの報道にネットは驚きの反応を見せていますが、正直言って、一般の方々のでは“そんなことで!?”というレベルのことでタレントが機嫌を損ねるのは珍しくありません。

 私が担当していた女優がまだ20代の頃のことです。私はマネージャー兼運転手で、現場への送迎などもしていたのですが、お迎えにしろ現場への到着にしろ、指定時刻から1分でも遅れるとブチギレられました。送迎ルートも、“こっちのほうが早いから”といった勝手な判断はNGです。少しでも彼女の理想から外れると逆鱗に触れるので、どんな小さなことでも意向を伺いながら過ごしていました。

 ちなみに、同業の知人マネージャーは同じく現在も大活躍中の人気女優を担当していましたが、送迎車が現場について、女優が乗る後部座席のドアを開けたのですが、その際“3秒早い!”と怒られたといいます。やはり女優はこだわりが強く、“理想”を持っているんですよね……」

 この元マネージャーが忘れられないのは、地方ロケ終わりのXを空港に迎えに行ったときのことだという。

「遅刻してはいけないと思い、指定時刻の10分ぐらい前に到着するように空港へ向かうと、飛行機が20分ほど遅れるとのこと。でも空港の出口は、車で何十分も待てるような仕様ではありません。仕方なく周辺をぐるぐる走っていたら、いつの間にか進入禁止のところに入り込んでしまったらしく、警察につかまってしまったのです」(前同)

 モタモタしている間に飛行機は空港に着いてしまい、迎えが来ない事態にXは激怒。「1週間、口をきいてもらえなかった」と振り返る元マネージャーは、「ただ今になればその女優さんの姿勢もわかる」と話す。

「女だから用意に時間がかかるとか、女だからルーズとか、とにかく“女だから許される”というような目をすごく嫌っていて、私にも“あんたが時間にルーズだと、遅れた私がナメられるのよ”というのが口癖でした。その“ナメられたくない”という思いが、人当たりの強さにつながっていたのかもしれません」(同)