■“ラストライブ”すら不可能か

 前出のワイドショー関係者が続ける。

「2020年公開の映画『浅田家!』の劇中では主演の二宮和也さん(41)のタトゥー姿が話題を呼びましたが、そのタトゥーには嵐のメンバー5人の名前が入っているという“遊び心”もあり、ファンの多くが喜びました。ただ、大野さんが入れているタトゥーはそんな可愛いものではなく、かなりいかついデザインだということがうかがえる。

 そんなビジュアルからも、大野さんが今、芸能界とは遠いところにいることが強く感じられ、“やはり最後のライブすらできないのではないか”と言われているわけです。そして同時に、芸能界からの引退を宣言する可能性は十分にあるでしょう。

“ラストライブ”は不可能で、ファンクラブ会員向けに動画でメッセージを発信し、芸能界を去ることになるのではないか――そんな声が関係者からも出るほど、芸能界は大野さんにとって縁遠いところになってしまった感じもしますよね。

 一方で、櫻井翔さん(42)、相葉雅紀さん(41)、二宮さん、松本潤さん(41)はアニバーサリーイヤーにライブができないことに歯がゆい思いを抱いているといいます。活動休止後もファンクラブは稼働していますし、休止後も応援し続けてきてくれたファンのために“何かすべきではないか”という強い気持ちがあるでしょうからね」

 嵐の活動休止は「一度何事にも縛られず、自由な生活がしてみたい」という大野の思いがきっかけになったが、芸能活動中の大野は心身ともに疲弊していたとも言われる。そんななかにあって櫻井が中心となり、2022年の夏頃から25周年に向けてメンバーと話し合いを進めていたものの、そこでも大野はなかなか首を縦に振らなかった、という報道もあった。

「活動休止後の大野さんは東京と沖縄・宮古島との二拠点生活を送っていますが、大野さんを説得するために櫻井さんと相葉さんが一緒に宮古島を訪れていたという話もありました。ただ、大野さんは芸能界から明確に距離を取っていると。

 4人は心身ともに本当に疲弊していた大野さんを誰よりも間近で見てきたわけですから、彼が活動再開に前向きになれないのも理解している。ただ、ファンのために何かやらないという思いもある。しかし、“5人じゃなければ嵐じゃない”という考えですし、ファンも再稼働するなら5人じゃないと納得できないはずです。4人は“何とかリーダーにも……”と思っていると考えられますが、再稼働に向けての話は進展しない、できない、というのが現状なのではないでしょうか」(前同)

 ファンのための新たな動きがないわけではない。11月3日から2025年3月下旬にかけ、25周年とライブDVDのBlu-ray化を記念したファンクラブ会員限定のライブ上映イベント「ARASHI FILM CONCERT TOUR 2024-2025」が全国の22劇場で開催される。

「上映が終了する来年3月までに何かしらのアクションがあるのではないか、とも言われていました。ファンのために――メンバーや嵐の関係者もそうするべきだと考えていたはずです。ただ、大野さんの現状を見ると、今の嵐はそういったことすらも現実的ではない状況にあるということではないでしょうか」(同)

 多数のファンがショックを受けた大野の近影。国民的グループ・嵐は、このまま終焉を迎えることになってしまうのだろうか――。