■3年前は手紙だけの出演だった
3年前の2021年11月3日。嵐のデビュー22周年記念日に行なわれたライブ映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM“Record of Memories”』の先行初日舞台あいさつでは、嵐が活動休止以来初めて4人で揃うサプライズがあったが、そこでも大野は不在。大野の手紙でのメッセージを、櫻井が代読する形となった。
「周年記念日で、また時間にして半日もないイベントだったのに、大野さんは中継やVTRでも登場しなかった。本当に芸能界から距離を置いている感じが伝わってきましたよね。
そもそも大野さんは長年の芸能活動で心身ともに本当にボロボロの状態で、芸能界から引退するつもりだったのを、メンバーや事務所が説得して活動休止にとどめたという背景があります。それを考えると、今回の動画は大野さんの中の変化が感じられるものだと思われますが……」(前出のワイドショー関係者)
大野は活動休止後も、5人での活動再開を完全に否定するようなコメントはしていない。今年4月25日発売の『女性セブン』の直撃インタビューでは、記者に“グループ活動への気持ち”を求められた際に《それも含めて、全部これからじゃないかな》と、未来を感じさせる発言もしていた。
そして、11月3日から25年3月下旬にかけ、25周年とライブDVDのBlu-ray化を記念したファンクラブ会員限定のライブ上映イベント「ARASHI FILM CONCERT TOUR 2024-2025」が全国の22劇場で開催されるが、来春のイベント終了までに5人で集結するコンサートが開かれる可能性がある、と報じるメディアもある。
「株式会社嵐」の四宮隆史社長はXで暗に否定するコメントを出していたが、10月29日発売の『女性自身』(光文社)では、嵐が一夜限りのライブを2025年春を目途に東京ドームで開催するという報道もあった。
「“手紙から動画出演”へ――公の場に出ることへの大野さんの変化が感じられる気がしますが、同時に、櫻井さんが大野さんを呼び出す際の“5分でいいから”という言葉からは、相当な気遣いも感じられますよね。
手紙から手と声のみの動画出演に3年を要したこと、さらに大きなタトゥーを入れた、アイドルとはほど遠い近影も考えると……5人が集結して大勢のファンの前でライブを行なうというのは、まだまだかなり先になるのかな、と感じられますよね」(前同)
一部芸能関係者からは、“最後のライブ”などもせず、ファンクラブ会員向けに動画でメッセージを発信し芸能界を去ることになるのではないか、という話が出るほど、大野と芸能界の距離は遠く感じられる。次に5人での発信があるのは、いつになるのだろうか――。