女優・橋本環奈(25)の身辺に漂う不穏な空気。10月31日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が、橋本のパワハラにより8人ものマネージャーが辞めていたことを報じ、5日が経過したが、いまだ同疑惑は物議を醸している――。

 所属事務所『ディスカバリー・ネクスト』は文春発売の同日、公式サイトにて代表取締役社長・伊藤功氏の名義でパワハラ疑惑を強く否定するコメントを発表した。

 事務所社長名義で出されたこの声明には、

《これら記事にあったスタッフへの発言に関しては橋本環奈ではなく私が発したものであるとすればまだ理解できますし、私は確かにスタッフへ厳しく指導したり窘めたりする事はあります。今回は取材の対象者が私のそれらの発言を橋本環奈が発したものとしてすり替え、取材に答えたものと考えられ、貶めようという意図や悪意を感じます》

 といったさらなる炎上を呼ぶ内容の文言も。SNSでは《つまり、社長がパワハラしているということ?》といったコメントも寄せられることになり、新たな火種を生む結果に。

 夕刊紙デスクは、「橋本さんを守るのは事務所として当然だとして、スタッフを守る気はない社内体質が浮き彫りになったのでは……」と厳しい見方を示す。

「ディスカバリー・ネクスト社はちょうど10年前から、橋本さんが東京で活躍する道筋をすべてサポートしてきたマネジメント会社です。橋本さんは今から11年前の2013年11月、アイドルとしてステージに立つ姿が“奇跡の一枚”としてネットで話題に。多数の芸能プロダクションが争奪戦を繰り広げた結果、同社が2014年にマネジメントをスタートさせました。

 橋本さんをスターに押し上げたのが同社であることは確かですが、文春によれば、実はこれまでにマネージャーが8人辞め、なかには適応障害を発症したスタッフもいたそう。事務所の公式HPに掲載された社長名義のコメントでは、とにかく橋本さんが“いい子”であることが強調されるばかりで、辞めていったスタッフたちへの言葉がゼロだったのは残念でしたね」(前同)

 また、同社の従業員数は10数名ながら、現在10人という大量募集をかけていることも”マネージャー8人退職”との相関関係を感じさせ、憶測を生んでいる。

「文春の取材に、伊藤社長は“10人前後退職はしている”ことは認めつつ、“(橋本さんの)現場マネージャーが退職したわけではない”と回答。あくまでも"現場”マネージャーが辞めたわけではないとしていますが、10人ちょっとの会社で8人辞めていて、今も10人募集しているというのは、なかなかの人材の流出度です。

 SNS、ネットでも“ある程度辞めるの前提だろ!?”“かなりブラックな職場なのが原因なのだろう”など、人材が根付かない理由があるのでは、と推察する声も出てしまっていますね……」(前同)

 現に、大手を含む複数の転職サイトの同社募集ページに書かれている元社員の口コミを見てみると、《定期的に行われる会議では社長が意味不明に怒鳴り散らすだけで何の生産性もありませんでした》との“告発”のような書き込みも確認できる。

 人材不足問題は逼迫しているのか、現在も複数の求人サイトで募集をかけているディスカバリー・ネクスト社。

 大手人材会社で長年キャリア支援に携わり、独立後は組織開発・人材育成を軸に100社以上の企業と向き合ってきた人事コンサルタントは「書き込みから透けて見える社内事情がある」と、同社の現状を解説してくれた。