11月5日、橋本環奈(25)主演のNHK連続テレビ小説『おむすび』の第27回が放送された。主人公の姉で、仲里依紗(35)演じる歩の“正体”が明かされたのだが、その内容にツッコミの声が殺到している。
『おむすび』は、橋本演じる平成元年生まれのヒロイン・米田結が高校時代に“ギャル文化”と出会い、やがて栄養士として人の心と未来を結んでいく “平成青春グラフィティ”作品。2004年の福岡県・糸島から始まる現代編をメインに、1995年に神戸で発生し、結らも被災した阪神・淡路大震災を描く過去編が断片的に描かれる構成となっている。
そして、今回注目されている結の姉・米田歩(仲)は東京から突如帰ってきた“地元伝説のギャル”だが、現在の職業は謎のままだった。
【以下、『おむすび』11月5日放送回までのネタバレを含みます】
歩が外出中のある日、米田家に一ノ瀬ワタル(39)演じる大柄な男性・佐々木佑馬が訪ねてきた。松平健(70)演じる祖父・永吉が応対したが、佐々木は自分を歩の「付き人」だと名乗ったうえ、「大女優のアユさんがいなくなって、もう現場は大混乱なんっスよ」と大慌て。歩が帰宅する頃には“大女優”の噂で野次馬が集まってしまい、歩は回れ右して逃げる、という展開がコメディタッチで描かれた。
しかし、東京で「大女優」だという歩を、糸島の人々が誰も知らなかったことに、視聴者からツッコミが殺到。
《糸島はテレビも映画もネットもない陸の孤島なんかな》
《糸島フェスティバルのローカルテレビの中継は見ているというのに東京で大女優をやっているという歩の事は知らないという2004年の福岡県民》
《なんか急に取って付けたような、歩が大女優でした設定とか、相変わらず脚本が雑過ぎ》
といった声が多く寄せられたのだ。
一方で、付き人が担当タレントを大げさに持ち上げるというのもよくある話のため、
《実際はチョイ役ばっかでこれから売れるって付き人くんが必死になってるだけかもしれんやん》
《たぶん「大女優」って呼んでるのはこのユウマさんだけなのではなかろうか》
といった声もある。
「ツッコミの声が多数上がってしまうのは、前提として視聴者に『おむすび』の脚本が今一つ信用されていないということがあるからかもしれません。『おむすび』は10月4週頃から阪神・淡路大震災や、被災者の心の傷をリアルに描いた過去編が評価され、持ち直した感もありましたが、序盤が不評でしたからね。そうした声が再燃しつつあると……」(テレビ誌編集者)