松下洸平(37)主演の連続ドラマ『放課後カルテ』(日本テレビ系/土曜午後10時)の第5話が、11月9日に放送される。2日放送の第4話は、心に傷を負った子どもの破壊衝動という難しいテーマを、松下と子役たちによって丁寧に描写されていると称賛されていた。
同ドラマは、日生マユ氏の同名漫画が原作。小児科医・牧野峻(松下)がその観察眼で、小学生たちの“言葉にできないSOS”を見抜き、未来に向かう子どもたちの背中を押す保健室ヒューマンドラマ。松下にとって牧野は、ぶっきらぼうな医師という、いままでにない役柄。しかし、そのキャラにも変化が出てきた。
2日放送の第4話は、6年生が2泊3日で共同生活をして、クラスメイトの知らない一面を見つけていく野外宿泊学校が舞台。嫌そうな態度を隠そうともしない牧野に、2組の担任・篠谷(森川葵/29)はあきれ顔。児童たちが非日常の空間でソワソワする中、水本羽菜(小西希帆/12)だけ浮かない顔で、行動を共にする班にうまくなじめずにいた。
羽菜を悩ませているのは、7月にクラスみんなで頑張って作った七夕飾りが、放課後、何者かによってめちゃくちゃに壊された事件。犯人だと疑われたのはヤンチャな児童・藤野一希(上田琳斗/13)だったが、真犯人は孤独感から破壊衝動を抱えていた羽菜だった。一希は犯人は羽菜だと知りながら、秘密を守り続けていて……という展開。
視聴者のX上の反響は、《子どもの気持ちや内面を今回のような描き方をしているものは、あまり見たことがなかったように思う。すごく大切なお話だった》《羽菜ちゃんが抱えてるもの。本来なら学校が踏みこめるのは難しいかもしれない。中々、踏み込んだテーマだと思う》など、重いテーマを誠実に描いていると多くの称賛する声があった。