お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(61)の「対文春」裁判が決着することになると、11月8日午後、朝日新聞が第一報を伝え、世間に大きな衝撃が走った。
自身の女性問題を2023年12月27日発売の『週刊文春』に報じられた松本。名誉を毀損されたとして発行元の文藝春秋などに5億5000万円の損害賠償などを求め、裁判で係争中だった。松本は1月8日以降、裁判に注力するために芸能活動を休止している。
3月28日に第1回口頭弁論が、6月5日に第1回弁論準備手続きが行なわれ、8月14日には第2回弁論準備手続きが行なわれる予定だったものの直前に延期が決定。その第2回弁論準備手続きが11月11日午前11時30分から非公開で行なわれる予定だったが、その3日前に決着となったのだ。
民放キー局関係者が話す。
「第2回弁論準備手続きが延期になって以降、双方の水面下の話し合いはずっと行なわれていたといいますね。それで、双方が合意し、松本さんが訴えを取り下げることになったといいます。裁判所は土日はやっていませんから、11日の第2回弁論準備手続きを回避するには、8日夕方までに訴訟を取り下げる申請をする必要があったと聞こえてきています。
ロケバスでとんでもない行為に及んだ後輩芸人のジャングルポケットの斉藤慎二さん(41)は警察沙汰になっていますから、復帰は絶望的だと見られています。今回の松本さんの決着にも相当厳しい声が寄せられていますが、同時に松本さんの復帰を待望するファンはたくさんいる。
12月後半には審査員を務める『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)もあり、近いうちに芸能活動を再開する――という流れになりそうです」
松本は8日、以下のコメントを発表。
《これまで、松本人志は裁判を進める中で、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。その上で、裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をおかけすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました。
松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められたりした方々がいらっしゃったのであれば、率直におわび申し上げます。
なお、相手方との間において、金銭の授受は一切ありませんし、それ以外の方々との間においても同様です。
この間の一連の出来事により、長年支えていただいたファンの皆さま、関係者の皆さま、多くの後輩芸人の皆さんに多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことをおわびいたします。
どうか今後とも応援してくださいますよう、よろしくお願いいたします》
一方の週刊文春サイドは、
《「本日お知らせした訴訟に関しましては、原告代理人から、心を痛められた方々に対するお詫びを公表したいとの連絡があり、女性らと協議のうえ、被告として取下げに同意することにしました。なお、この取下げに際して、金銭の授受等が一切なかったことは、お知らせのとおりです」(週刊文春編集長 竹田聖)》
とコメントを出している。
今回の和解決着を受けて、
《松本人志がテレビに復帰したら、そのメディアやスポンサーに抗議が殺到するんだろうなw》
《松本人志さんの裁判。結局、玉虫色の決着ってことかな。モヤモヤ残るね。芸能界復帰はどうなるんだろ》
《松本人志、今の感じで綺麗さっぱりテレビ復帰はまあ無理だと思う》
などのさまざまな意見がXには寄せられている。