北海道・札幌市にある体験型動物園「ノースサファリサッポロ」で、アザラシなど動物たちと一緒に宿泊できるグランピングプランが“動物虐待”ではないかとX上で物議を呼んでいる――。
発端は、“アザラシと泊まれる”というコテージを利用したXユーザーが11月3日、写真とともにその感想を報告したことだった。写真からわかるコテージの部屋は、ベッドの真横にアザラシの水槽が直結。まるでアザラシの生活に迷い込んだような空間だった。
宿泊したユーザーは《最初はアザラシも緊張してた》といい、《水族館のアザラシイメージして泊まったけど全然違くて 自分がアザラシを鑑賞する側じゃなくて、アザラシに鑑賞される側でふとした時ちょっと怖かった》と感想を述べた。
ユーザーによると“ほとんどの時間はのんびりしてて可愛かった”というものの、水槽と部屋を仕切るガラスに“目隠し”となるカーテン状ものはなかったとのこと。X上でこの写真を見た人たちからは、
《せめてマジックミラー&防音で、アザラシが人間側を意識しないで過ごせると良いなと思いました》
《こんな劣悪な環境で自由に出入りもできず、毎回新しい宿泊客が来て緊張したり、すごくストレス溜まっているだろうに…》
などアザラシのストレスを心配する声が続出する事態となり、なかには最近コテージを利用したという人から《あまりにも動物たちが可哀想すぎて、泊まらなければよかったと後悔》という声も。同時に“動物虐待なのではないか”という批判が噴出し、3日に投稿されたそのポストは、1.1億回表示されるほどまでに注目を集めた。