エンタメ情報から生活に直結するライフ記事まで、日常のなかで“ピン”とくるちょっと気になるニュースに“ズバ”と切り込む本サイト。今回は、2024年10月配信の人気記事をプレイバック。朝ドラ『おむすび』の事件簿を振り返り。

2位 『おむすび』主題歌に「B’zぽくない」の声も…紅白の「目玉」B’zの「出場当確」気配が消滅…3つのワケ

 10月11日、NHKは恒例の『第57回NHK紅白歌合戦』の司会者を発表。今年は有吉弘行(50)、橋本環奈(25)、伊藤沙莉(30)、鈴木奈穂子アナウンサー(42)が司会を務めることが明らかになった。

 有吉は昨年に引き続き2回目。また、伊藤は連続テレビ小説虎に翼』(24年前期)、橋本は現在放送中の『おむすび』の主演を務めているが、朝ドラの前期後期主人公が司会としてそろい踏みとなるのは、『紅白』史上初。

「昨年の『紅白』は、世帯視聴率が第1部、第2部とも過去最低だった。それだけに今年は出場アーティストの選出にも相当気合いが入っていると言われています。

“目玉”の1組として、STARTO ENTERTAINMENTからSnow Manに出て欲しいのでは、と言われていますよね」(ワイドショー関係者)

 ジャニー喜多川氏の加害問題をNHKは重く受け止め、昨年9月から旧ジャニーズ事務所タレントは出禁状態に。STARTO社の体制に移行してからも厳しい目を向けてきたが、9月18日の定例会見では「総括的に判断していい時期を迎えつつある」と、起用再開に向け前向きなコメントを発表している。そのため、『紅白』の時期には解禁されるかも、と考えられているのだ。

「そして、もう1組『紅白』の“目玉”として期待されているのが、朝ドラ『おむすび』に主題歌『イルミネーション』を提供している、B’zですよね。朝ドラの主題歌アーティストが『紅白』に出ることは珍しくないし、NHKがB’zの『紅白』出場を狙って、外堀を埋めているかのように動いていたことも、関係者の間では注目されていますね」(前同)

 ボーカル・稲葉浩志(60)とギター・松本孝弘(63)による大人気ロックユニットB’zは今年で結成36周年を迎える。オリコン週間シングルランキングでは、90年6月発売の『太陽のKomachi Angel』から、昨年7月発売の最新シングル『STARS』まで50作連続1位をキープするなど不動の人気アーティストだが、『紅白』に出場したことはない。

「基本的にB’zは年末年始は仕事を入れないとされていることに加えて、ご本人たちがここ20年近く“誰もが認めるヒットソング”を出せていないと感じていると言われていて、それらが要因でずっと『紅白』からのオファーを辞退している、とされているんです。 

 その一方で、NHKは『おむすび』への主題歌起用が発表される前から、B’zを積極的に起用していましたよね」(前同)

 昨年7月19日放送の『クローズアップ現代』ではB’zの特集企画。昨年5月1日放送の『ニュースウオッチ9』には稲葉、今年7月25日の『SONGS』には、松本が単独で出演していた。

 この背景には、2023年の『紅白』で制作統括を務め、現在は『クローズアップ現代』を担当している局員の存在もあったと言われている。

「朝ドラの主題歌となれば、多くの人が“今年を代表する曲”だと納得するし、ファン以外も注目し売り上げも上がると考えられます。そうして、B’zが自然な流れで『紅白』に出場できると。『紅白』出場も内々に決まっていてB’zは『おむすび』の主題歌を担当することになったのでは、と見る声もありますよね」(前出のワイドショー関係者)

『おむすび』の主題歌『イルミネーション』を引っ提げての、B’zの『紅白』初出場――十分にありえそうな話なのだが――。

 しかし、レコード会社関係者はこう話すのだ。

「NHKサイドが、今年の『紅白』にB’zに出場してほしい、というのは間違いなくあるでしょうが、すでに出場が内定していて『おむすび』の主題歌を担当することになったわけではないでしょう」

 と言い、こう続ける。

「B’zの楽曲が東京のNHK制作の朝ドラとか、パリ五輪などのスポーツ中継や番組を盛り上げる『NHKスポーツテーマ2024』に起用されているならともかく、『おむすび』はNHK大阪放送局制作のドラマですよね。

 大阪制作の朝ドラは、東京制作の朝ドラと違って『紅白』とは“距離”があるんです。大阪制作の朝ドラの主題歌=紅白出場ということはないんですよ。もちろん、NHKサイドはB’zにオファーをするとは思われますが……最近の2人の動向を考えると、やはり今年の『紅白』には出ないんじゃないかな、とも思えてくるんですよね」