■強い拒否反応も……復帰可能性がささやかれる「3番組」

 前出の制作会社関係者が続ける。

「SNSには厳しい声が相次いでいます。今は、SNSでCMスポンサー企業に直接クレームが行く時代ですから、テレビ局もこれを無視することはできないでしょう。お金を払った人だけが見るAmazonPrimeVideoやNetflixといった配信コンテンツへの出演はできるのでしょうが、松本さんとしては、まずは地上波のレギュラー番組に戻りたいというのが本音ではないかと考えられます。

 しかしながら、想像以上に凄い拒否反応が出ていると……。それでも、“松本さんとまた仕事がしたい”と思っているスタッフや番組は少なくない。時間は少しかかるかもしれませんが、やはりレギュラー番組には戻ってくるのではないか、という見方がテレビ界には強くあるんです。

 では、“どの番組で復帰を果たすのか”ということになりますが、可能性が高いと言われているのは、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)、『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)の3番組だともっぱらです」

 11月10日放送の『ガキ使』の次回予告では、浜田がスカジャン姿で「こんばんは! ハマちゃんです」と言いながら飲食店に入っていく姿が流れ、「はまちゃん 取材交渉 次週 まっちゃんの店 食べ尽くす」というテロップが表示された。

「視聴者が《『まっちゃんの店』ってなに?》と反応していましたが……『ガキ使』は1989年から続いているダウンタウンの最長寿の冠番組ですからね。テレビ界の慣習から考えても、同番組で復帰するというのが一番自然だと言えそうです。

『ガキ使』はローカルの番組ですから、全国ネットの番組に比べると遥かに融通が利きやすいでしょう。深夜帯で視聴率が問われるわけでもありません。やはり、さまざまな面で全国ネットのゴールデン・プライム帯の番組に比べれば、調整はつきやすいのではないでしょうか。

 そもそも、『ガキ使』をずっと放送していたのは、大晦日恒例の特番『絶対に笑ってはいけないシリーズ』(日本テレビ系)のためだったと言われています。しかし、コロナ禍で収録が難しくなってしまい、20年を最後に放送されていません。23年に期待されたグランドフィナーレも制作が見送られましたからね」(前同)

『笑ってはいけない』はコロナ禍も落ち着き、松本と浜田が還暦を迎える23年末に、グランドフィナーレ的にを放送して、シリーズの幕を閉じることになると一部で報じられた。

「しかし、結局は調整がつかずに制作が見送られたといいます。さらに今年1月に松本さんが活動を休止。裁判は決着しましたが、24年の大晦日も、日テレでは『大晦日ゴチ特別編 5時間超スペシャル(仮)』を放送することが発表されました。これで『笑ってはいけない』の復活はもうないと見られています。ですので、『ガキ使』も、遅かれ早かれ終焉に向うことになるだろう、と言われていますね……。

 ただ、やはり同番組が制作サイドにとって、ゴールデン・プライムの番組と比較して自由度が高く、関係者の了解を取りやすい番組であるのは間違いないでしょう。ですので、『ガキ使』での復帰が有力なのではないか、と関係者の間では話されているんです」(同)