■3年前にあった強烈な文春砲
芸能プロ関係者は言う。
「芸能プロダクションの看板級の人気タレントが退所・独立して活動していくというのは、いまは普通の話ではありますよね。SNSが発達したことでタレント自身が自らの情報を発信できるようになったし、仕事も地上波テレビだけでなく、映画、舞台に加えて配信番組やYouTubeなどいくらでもある。
また、ひと昔前は“大手プロを辞めると圧力がかかって干される”なんてことが言われてきましたが、現在の芸能界では“絶対NG”ですし、下手な忖度も批判されますからね。そのため、桜庭さんのようなキャリアを積んだタレントが独立して、自分の好きな仕事を突き詰めていくというのは、ある意味では当たり前の流れかもしれません。
ただ、今回、桜庭さんが辞めたスウィートパワーを巡っては、水上さんとの確執もそうでしたが、3年前にはよからぬ報道もありましたからね……」
2021年3月、スウィートパワーの女性社長が所属女優の体を触るなどのセクハラや、社員へのモラハラ行為をしていたと『週刊文春』(文藝春秋)が報じた。衝撃的な報道に対して事務所は公式サイトで「事実に反する内容が多く含まれている」などと真っ向から反論したが、この報道によって水上は事務所を辞める決意をしたとも後に報じられている。
そういった背景もあり、今回、桜庭が退所し、水上と同様に独立を機に本名で活動していくことに、
《別の事務所ならもっと売れていただろうなと勝手に思ってる。いや絶対売れてる》
《円満と書いてますが浸透していた芸名をわざわざ変えるのには色々勘ぐってしまいます》
《芸名使用や他事務所への移籍のハードルが高そうで、前事務所の闇を感じます》
といった、今回の独立と“改名”について不審がる声もSNS、ネットには寄せられている。
「スウィートパワーは設立が1996年と、他の大手プロダクションと比べると歴史は浅めですが、独立していったタレントを見ても分かるように、所属タレントのドラマや映画の主演抜擢が多い、力のあるプロダクションでした。
とはいえ、ここまで退所者が続出している現状を見ると、今後のパワーダウンが心配されるところではありますよね……」(前同)
人気タレントの退所が続いたスウィートパワー。今後、新たなスターを生み出すことはできるだろうか。