「対文春」の裁判が終結を迎えたダウンタウン松本人志(61)だが、新たな過去の行ないがあらためて注目されるなど、地上波番組への復帰は見えてきていない。「年内の復帰はない模様」(民放キー局関係者)と言われるなかにあって――「松本さんが復帰しないと終焉を迎えてしまうのではないか」(前同)と危険視されている番組もあるという。

 松本は11月8日、女性に男女の行為を強要したとする2023年末の『週刊文春』の記事を巡り、発行元の文藝春秋などに約5億5000万円の損害賠償と訂正記事を求めた訴訟を取り下げた。裁判中、8月頃から松本サイドと文春サイドは水面下での話し合いを行なっていたと言われ、それが合意に達したため、松本サイドが訴えを取り下げたとされる。

 松本は同日、次の声明を出した。

《裁判を進める中で、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。その上で、裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をおかけすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました》

「訴えを取り下げたことが明らかになり、松本さんの復帰ムードも高まりつつありました。相方の浜田雅功さん(61)とともに、ダウンタウンで年明けに大阪の『なんばグランド花月(NGK)』で漫才を披露して活動を再開させるという報道もありましたよね。

 しかし、松本さんの復帰を反対する声が殺到していますよね」(ワイドショー関係者)

 過去に松本を囲む飲み会に参加したことがあると明かしていたセクシー女優の霜月るな(34)はXを更新し、《松ちゃん長い裁判お疲れ様でした そしてお帰りなさい これからも沢山の人に笑いを届けて下さいね 二人合わせてダウンタウン》と歓迎した。

 しかし、Xでは《#松本人志をテレビに出すな》というハッシュタグがトレンド入り。《#松本人志をテレビに出すな》は約半日で10万件以上ポストされるほどだった。

 さらに、アイドルグループ・アイドリング!!!の元リーダーで、現在はボイストレーナーの遠藤舞さん(36)が11月12日までに自身のXを更新し、友人が松本から性被害を受けたことがあると告発し、世間を騒然とさせている。

「遠藤さんは11月11日に《松本さんを擁護してる人って殆ど彼が「面白い」から信じて庇ってるの。そうだね彼は面白いよね。けど今その話関係ない。私達は『アンチ』ではなくて性犯罪がなかった事にされたり軽視される事に怒っている。そこに彼の芸人としての資質は関係ない》とポスト。

 そうした松本さんに対する厳しい考えに対して、Xユーザーから賛否のコメントが寄せられるなか、遠藤さんは12日に女性ユーザーの投稿に返信する形で《私も女性であり、セクハラや性被害を受けてきましたが美人局や冤罪は許さないという考えの持ち主です。説明が追いついていませんが私の直の友人が松本氏らからホテルで性被害を受けています》と告白。

 それに対しては、松本さんのファンからの多くのキツい意見が寄せられて大荒れとなったなか、遠藤さんは13日、《証拠を交えた時系列と主張をまとめた文書を書こうかと思ったのですが、あくまで第三者目線でのカムアウトであることと、誹謗中傷が酷く脅しと取れる文書も届き、身の危険を感じたため何の媒体も通さず生身での発信はこれにて終了します》と綴りました。ただ、遠藤さんはどこかのメディアを通して今後、意見を続けていきそうな気配です」(前同)

 さらに、

「かねてより報じられていたマッサージ店の元女性従業員に行なったとされる行為も問題視する動きがありますね」(同)