■『だれかtoなかい』は二宮和也の卒業で視聴率が急落

 2月1日発売の『週刊文春』には10人目の告発者となるI子さんが登場。2014年、性的サービスのないマッサージ店で働いていたI子さんが、客の松本から性被害を受けたと告白。今年1月13日、I子さんは夫とともに警視庁渋谷署を訪れ、強行犯捜査係の巡査部長に「あの日、私は松本さんから被害を受けました」と訴えたという。

 松本が訴えを取り下げた翌日の11月9日、東京新聞の望月衣塑子記者はXを更新し、《訴訟にはなっていないが、週刊文春に書かれたマッサージ店での行為は、それが事実ならば、強制わいせつの可能性もある酷いものだった》と指摘した。それを受けて、Xユーザーからも《先ずは「マッサージ店暴行事件」から釈明記者会見》といった意見が寄せられている。

「文春との裁判は終了となりましたが、決着の仕方に納得いっていない人、あらためて松本さんの過去の行ないを問題視する人、元々アンチの人たちが、厳しい声を上げ続けていますよね。

 そんな中ではやはり、番組にCMスポンサーがつく地上波番組への復帰はなかなか見えてこない。松本さんの出演を強行すれば、番組に批判が殺到するでしょうし、スポンサーにも直接クレームが入ることにもなりかねないですからね。

 そうした状況を受けてか、“復帰は25年に入ってから”という話が聞こえて来ていますが――しかし、そんな状況にあっても松本さんが復帰しないと“非常にマズい”と言われている番組があるんです。それは、フジテレビの『だれかtoなかい』ですね」(前出の民放キー局関係者)

『だれかtoなかい』は23年4月、松本と中居正広(52)の冠番組『まつもtoなかい』としてスタート。初回放送には香取慎吾(47)がゲスト出演し、中居との約6年ぶりの共演に多くのSMAPファンが歓喜した。

 しかし、今年1月8日に松本が文春との裁判に注力するため活動を休止。2月4日からは『だれかtoなかい』に改題し、松本に代わって二宮和也(41)がMCに就任。その二宮も3月31日をもって番組を卒業し、4月14日以降は中居と俳優のムロツヨシ(48)がMCを務めている。

「二宮さんがMCを務めていた時期は視聴率が良かったのですが、ムロさんに代わってからは右肩下がり。もちろん、トーク番組なのでゲストに左右されるのですが、なかなか上がり目が見えてこないんです」(前同)

 テレビ各局は個人視聴率に加え、13~49歳の個人視聴率であるコア視聴率を重視しているが、二宮の初MC回となった2月4日の『だれかtoなかい』のコア6.5%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)という超高視聴率を記録。二宮の最後の出演となった3月31日もコア4.3%と非常に高かった。

「松本さん不在で“番組がどうなっていくのか”という視聴者の興味、SMAPと嵐という国民的グループのメンバー同士の共演ということもあって注目を集めることになりました。そもそも二宮さん自身が数字を持っている超人気者ですからね。しかし、ムロさんに代わってからは全く数字が取れないという日も増えてきているんです」(同)