東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの「東京ディズニーリゾート」を運営するオリエンタルランドが今年の半年間の決算を発表した。
「猛暑の影響などにより客数は30万人以上減少の1220万人だったが、24年9月までの半年間の売上は前年同期比で4.5%増のおよそ2972億円で過去最高に。入場料金の値上げを筆頭に、顧客単価を上げることにより売上を伸ばしています。オリエンタルランドの執行役員は記者会見で『新しいエリアの客足や関連グッズの売り上げは好調だったが、想定以上に暑さの影響を受けた』と話していました」(全国紙経済部記者)
入園者数は落としたものの、その代わりに満足度を上げることで顧客単価も上げていくという方向で好調なオリエンタルランド。だが今、毎年恒例の「ディズニー・クリスマス」のグッズをめぐってディズニーファンから批判を受けている。
「11月8日に発売が開始されましたが、この新商品目当ての行列ができ、『開園待ち』がXでトレンド入りするなど大反響。一部商品は当日に完売してしまった。ディズニーリゾートの公式アプリでも購入できますが、クリスマスの妖精“リルリンリン”がデザインされた『セーター』や、ミッキーマウスやミニーマウスの『ぬいぐるみバッジ』といった人気商品は“予約販売”となっており、発送時期はなんと“2025年5月下旬以降”……このことでネット上では批判の声も多く見られています」(前同)
この対応について、ネットでは議論が勃発。争奪戦が予想される人気商品が予約での受注販売により、確実に購入できることについては理解の声が多いが、
《今年のクリスマスグッズが来年の5月に届いて嬉しい人っているの?》
《予約したら翌年の5月以降に届くのはマジで意味がわからん》
《受注販売にするなら初日に間に合うように予約を開始してよ》
など、やはり「25年5月下旬以降」という発送時期に対する批判の声は少なくない。
いったいなぜこのような事態になってしまったのか。オリエンタルランドの広報に問い合わせると、「SNSでコメントをいただいていることは把握している」として、丁寧な回答が届いた。
「該当グッズが大変ご好評をいただいており、想定以上にご購入いただいているため、在庫が少ない状況となりました。在庫が少なくなっている一部のグッズに対しては予約販売を実施し、一人でも多くのゲストに商品をお届けできるよう準備を進めています。予約を受けた後に商品の生産を行うため、配送まで時間をいただいています。お時間を要してしまいご不便をおかけしますが、グッズの到着をお待ちいただきたい」(オリエンタルランド広報=以下同)
問題の人気商品については想定以上の購入があったために在庫が不足。予約を受けてから生産を進めるために時間を要する……ということのようだ。