■「5時間長い」指摘の『ゴチ』

 制作会社ディレクターが話す。

「気になるのは今年、初めて大晦日特番になる『ゴチ』ですよね。どうやら、出演者同士の対戦形式での勝ち上がり戦になるという案も出ているそうです。そうなると、有名人が食事するだけの姿をかなりの長時間見せられることになるわけです。

 間に企画も挟み込むのでしょうが、基本的に『ゴチ』は動きも少ない。日テレ内からも“大丈夫なのか”という声が上がっているようです」

 Xには、

《ん〜5時間はきついなぁ》
《5時間…5時間もメシ食い続けるの!? 昼飯を食べ始めて、食べ終わるのは夕飯って事か笑》
《毎週のようにやって飽き飽きしてる番組を5時間もだらだらやるって意味あるの?》
《今年の日テレの大晦日は、ゴチになりますか。紅白よりは面白そうだけど、5時間のゴチは長いな》

 といった意見も寄せられている。

「たしかに『ゴチ』は人気コンテンツですし、通常回の視聴率も同時間帯トップが当たり前。2020年まで民放トップの世帯視聴率を獲得してきたダウンタウンの『絶対に笑ってはいけないシリーズ』(日本テレビ系)に代わる特番として、21年以降、民放トップをキープしている『ザワつく!大晦日』にぶつけることに決めたのでしょう。ただ、冷静に考えて“5時間もいけるのか?”という懸念は、やはりありますよね。

 過去の一流の出演者に加えて、五輪メダリストほか豪華ゲストが多数出演するも、豪華な料理を食べるシーンを延々と流して視聴者はどんどん離脱。結果、視聴率は“目玉ナシ”の『紅白』の足元にも及ばないだけでなく、テレ朝の『ザワつく!』にもまた負ける――という展開だけは、制作サイドは絶対に避けたいと思っているのではないでしょうか」(前同)

 今年の大晦日特番で民放トップの視聴率を獲得するのは果たしてどの局になるのだろうか。