■「これから」発言に苦言を呈する声
生稲氏は13日、外務政務官就任にあたり記者団からの「特にこの点に力を入れていきたいな、などありますか?」という質問に「それは、もう……これから……はい。頑張ってまいりますのでよろしくお願いします」と回答。
この「これから」発言に、政治ジャーナリストの伊藤惇夫氏は翌14日放送のワイドショー『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)にて、政務官に求められているのは「これから勉強します」ではなく「即戦力」だと断じていた。
「多くの人にとって生稲さんは、現在もアイドル・タレントとして活躍していたイメージが強く、本人もアイドル時代への思い入れは強いようです。政治家に転身する2022年から36年前、1986年のデビュー当時の写真や、当時のCDジャケットの写真をインスタグラムに投稿したこともありましたね」(前出のワイドショー関係者)
生稲氏はアイドル時代のことを、
《1年1か月のおニャン子生活は本当に楽しかったですし、おニャン子での1分1秒はとても濃い時間でした。解散コンサートツアー中は、終わってほしくない、みんなとずっと一緒にいたいと、淋しくて仕方がなかったことを思い出します》(『週刊ポスト』〈小学館〉18年11月)
と、インタビューで明かしている。
「生稲氏は90年代以降も女優やタレント業で活躍してきた有名芸能人。政治家になったのは本当に最近で、2年前のことですよね。まだ“タレント議員”のイメージは強いですし、政務官就任時の記者団の質問に上手く答えられなかったように、政治家として勉強・経験不足な感じも否めない。
それなのに、政治家になってわずか2年で、いきなり政務官というポストに任命され、世間から猛バッシングを受けていると。まだ石破内閣は発足したばかりですし、実力は未知数とも言えますが、前評判の悪さを覆せるでしょうか……」(前同)
アイドルとして一世を風靡した生稲氏。政治の世界での大活躍はあるだろうか――。