■結局は手越頼みになるか

 新メンバー候補生の残念感――制作会社関係者は言う。

「多くの視聴者の声にもあるように、どうしてもイモトさんや、今年10月に4年5か月ぶりに番組復帰を果たした手越祐也さん(37)といったスターと比べられてしまいますよね。両者は常に身体を張ったうえで、面白いVTRを提供してくれますからね。とりわけ手越さんは、視聴率の面でもとんでもないパワーを持っていることが証明されたばかりでもありますね」

『イッテQ』スタート時からのレギュラーメンバーだった手越だが、2020年にコロナ禍の中での飲み会参加などが問題視され活動を自粛。その後、手越は旧ジャニーズ事務所からも退所し、番組への出演も同年5月が最後となっていた。

 その手越は、2024年10月13日に『イッテQ』に電撃復帰。内村光良(60)、宮川大輔(52)とそろいの法被姿で登場し、イタリアで開催されるお祭りに参加したのだ。VTRのみの出演であり、スタジオには不在だったが、登場回は現在テレビ界が重視しているコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)が10.6%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)という、驚異的な数字を叩き出している。

「手越さんが4年5か月ぶりに復帰を果たしてから、早36日。制作サイドも数字が爆発的に取れる手越さんを再登場させたい思いは強いといいます。『イッテQ』は年末、12月29日の午後7時から3時間SPを予定しているとされ、そこに手越さんが登場する可能性が高いとも言われていますね。

 その一方で、新人発掘は厳しい状況にあると。『イッテQ』は手越さんの“離脱”後、若手イケメン芸人の『まかろにステーション』のギャビンさん(29)を数回おためし起用後、自然消滅も同然にフェードアウトしてしまっている前例もあるだけに、今回の発掘プロジェクトも今後どうなるのか……。

 17日放送回は視聴者の評判が良くなかったようですし、まだまだ、手越さんや既存のレギュラーメンバー頼みという状況が続くのではないでしょうか」(前同)

 超人気番組『イッテQ』も苦しむ新陳代謝の難しさ。ここは“帰ってきた”手越に奮闘を見せてもらうことになりそうだ。