かつてジャニーズ事務所に在籍し、ジャニーズJr.として活動した石垣大祐さん(39)と高橋竜さん(33)。

 石垣さんはJr.内ユニット・FIVEやQuestion?でキーボードを担当。『ザ少年倶楽部』(NHK)のバックバンド演奏などを手掛けた。

石垣大祐さん  撮影/小島愛子

 一方の高橋さんはユニット・MADEやThey武道のメンバーとしてKinKiKids滝沢秀明氏(43)、NEWSなどのバックダンサーを務めた。

高橋竜さん  撮影/小島愛子

 現在、石垣さんは東京・池袋でカラオケバーを、高橋は埼玉県の川口で飲食店を経営しているというが、世代も、バンドとダンサーという立場も違う2人が、ここにきて親交を深めているという。何やら“計画”もあるようだが……そんな両者は、ジャニーズ時代の赤裸々秘話を当サイトだけに語ってくれた。

 2人はまず、Jr.のデビューに関する裏話を明かしてくれた――。

■Jr.がデビューできるか否かは“政治”

――それぞれユニットに所属していたと思いますが、デビューの話はなかったんでしょうか?

高橋 難しかったですよね。そして本当に、“運も実力のうち”ってやつなんですよね。デビューには運が重要なんです。

石垣 そうだね。まずグループを組めないと話にならないし。

――石垣さんは楽器をやられていましたから、また事情は特殊ですよね。当時、バンドでデビューしたのはTOKIOぐらいでしたもんね。

石垣 そうですね……。

高橋 デビューは、事務所内部の政治も絡んでくるから。そういうことも含めて運も実力のうちなんだなって思います。だって、石垣さんはワンマンであんだけライブやってたじゃないですか。俺、今、石垣さんの隣にいるのおかしいですもん。

石垣 この人は(石垣さんが所属した)FIVEのファンなだけですから(笑)。

高橋 “復活してくれ、復活してくれ”って思っていました。ファンはもちろんそうなんですけど、僕もその1人。元関ジャニ∞の渋谷すばるくんの後ろとかでも弾いてたし、石垣さんの名前は誰もが知ってましたからね。

石垣 当時の世代の人には知られてたかもしれない。マッチ(近藤真彦)さんともやっていましたね。

高橋 “FIVEがなぜにデビューできない? じゃあ、俺たちはどうしたらええねん……”っていう感じでしたね。もう、デビューできるかどうかは政治でしかないやん、と。FIVEはあと一押しでデビューできたはずなのに……。

石垣 それはやっぱりジャニー(喜多川)さんとかメリー(喜多川)さんとか、上の人が全員がOKしないとダメなんだよ。ジャニーさんがOKでも他の人がNOだったら無理なので、難しかったですね。でも結構、自由にやらせてはくれてたので。